すべてに感謝
このたびは昇段審査の機会を与えていただきありがとうございました。
私は11年前の2002年2月に、ここ木元道場に入門しました。
実は、当時小学生だった娘は体が弱く、何か運動をさせようと色々模索していました。
その時、近所で道場を見つけ、見学・体験に連れて行ったのが最初の出会いです。
娘は事情があり体験で終わってしまったのですが、結局、親の私が興味を持ち、体験を経て入門しました。
入門当時は基本・移動でフラフラになり、軽く組手をしただけで翌日は駅の階段の上り下りに苦労していたのを昨日のように思い出します。
半年ほどしてからの最初の昇級審査の組手で足の指の骨を折り、松葉杖になった時は止めようかと思いましたが、今を思えば続けていて本当に良かったと思っています。
厳しさのなかに、更に厳しさがある先生の指導を受け、徐々に帯の色も変わり、内部試合から交流、全関東、そしてドリームカップへの出場許可もいただけるようになりました。
試合に出場する度に思うのですが、たった数分間の試合のあとで、不思議なことに初対戦相手の方と数年来の呑み仲間のように親しくなれる時があります。壮年だから特にそうなるのかわかりませんが、こういう経験ができるのも空手ならではのものだと思います。
数年して、息子が小学生になり一緒に空手をできる機会にも恵まれました。
最初は嫌々やっていましたが、徐々に空手の楽しさに目覚め、道場の友達と仲良くなり、稽古や試合を通じて痛みを知り、優しさを覚え、また試合に負けては悔し涙を、勝ってはうれし涙を流し、徐々に心身ともに強く成長してくれたことは、父親として嬉しい限りです。
入門時は“黒帯”というものは雲をつかむような話でしたが、11年という歳月を経て現実になろうとしています。
「継続は力なり」を本当に実感しています。
ここまで続けられたのは、木元師範をはじめ、先生方、先輩方のご指導、ならびに道場の仲間、少年部のみんな、少年部のご父兄のみなさんのサポートのお陰と感謝しております。
合わせて、今回の審査にあたり10人組手をしていただいた先生方、先輩方ありがとうございました。
本当に貴重な経験をすることができました。
また、稽古で夜遅くに帰ってからの食事の準備や、道着の洗濯をしてくれた妻にもありがとうの言葉を送ります。
今一度初心に帰り、汗をかいたあとの旨い酒を呑むためにも、稽古に励みたいと思います。
末筆ながら、新極真会の今後の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。押忍
神奈川東横浜支部
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