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東京東支部 若林隆幸 弐段昇段レポート(2013年3月24日) 

2014.01.10
昇段レポート

この度は昇段審査の機会そして弐段昇段のお許しをいただき、誠にありがとうございました。

極真の黒帯はなかなか容易に取得できるものでないと認識しているため、私自身、初段になるときでさえもその重みと責任を十分感じておりましたが、まして弐段ともなるとその価値と重みは倍以上のものであり、まさか「自分が弐段への挑戦をできるのか?」という驚きとその責任に対する重みで、期待よりも多くの不安が付きまとっておりました。
しかし、南里師範より直々にいただいたお話なので、「絶対に頑張らなくてはならない」という気持ちで、その日より昇段へ向けての自分との闘いが始まりました。

まず、初段審査の際10人組手において、かなり苦しんだことがまるで昨日のように思い起こされましたので、そのトラウマを克服するべく、スタミナをつける努力をするとともに、稽古の際は決して手を抜かず一本一本全力で稽古するよう心がけまた、パワーもつけるために筋トレも行ない、食事もバランスよくとることを考えました。
しかし、その目標に挑戦しようとした矢先、今まではそんなことはなかったのですが、仕事において大きな変化があり、過酷な残業が毎日続くことにより精神はズタズタとなり、多くの不安がさらに倍増してしまいました。
仕事だけでもアップアップの状況となり、なおかつ稽古に行くのは言うまでもなく自主トレにも望まなければならないという義務感と焦りの中で、一時、体が思うように動かず、一日中横になっていた記憶があり、何かに急き立てられるような状況が毎日続きました。 

そんなこんなでいざ昇段審査を迎えましたが、調整は案の定不十分であり、不安からくる緊張感で当日を迎えました。
当日は午前中少年部の指導があり、午後は昇段審査という過密スケジュールの中、まさにスタミナが気になる状況でしたが、少年部の稽古をつけると全力で指導している自分がいました。
そして少年部の稽古が終わるとなぜかいつも以上に全力で稽古したので、昇段審査に向かう途中はやりきった気持ちでいっぱいで、その時点で既にスタミナは切れかかっておりました。なにか思うようにいかず逆ばかりが自分を襲う状況でしたが、いざ審査道場へ向かうとさらに緊張感が増し、少し動いただけでもやけに強い疲労感に襲われました。

「これは厳しい。なんか嫌な予感」を感じながら審査スタート。
やはり体が重く動きませんでした。心の中で「やばい。やばい」を連呼している自分に何度も気合を注入し、前向きに意識を持っていこうとしているためか、集中力が全く欠けており、簡単な型でさえも間違えるありさまでした。

そしていよいよ審査最大のイベントの組手を迎えました。ここまできたら「やるしかない」という気持ちでしたが、3人目で体力がなくなり、エネルギーは枯渇している状況でした。そして4人、5人とこなしましたが、まるで相手と闘っているというより、体が思うように動かない自分の心と闘っているようであり、いよいよ最後の一人になりました。「最後ぐらい頑張ろう」と思い全力を振り絞りましたが、何とか立っているのが精いっぱいの状況であり、終わってみると、達成感というよりも疲労と情けなさで何とも言えない心境でした。
こんな自分でありましたが、今申したとおり、まだまだ未熟な状況であり、弐段とはとうてい言えない状況ですが、この未熟さを大いに反省し、今後はこの帯に恥じないよう精一杯空手道に精進し、少しでも何か貢献してゆきたいという気持ちでいっぱいです。

最後に年齢の壁をこわし、日々精進している南里師範、そしてくじけそうになったとき励ましてくださった諸先輩方・道場生の皆様方、東京東支部関係者の皆様方本当にありがとうございました。押忍

東京東支部
支部長/責任者:南里宏
連絡先住所:東京都江東区亀戸6-41-5-103
電話番号:03-3683-5609


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