MENUCLOSE
OSU-NET お問い合わせ
ニュース
昇段レポート
ホーム > ニュース > ニュース > 支部ニュース > 昇段レポート > 奈良支部 影浦有美 初段昇段レポート(2013年3月31日)

奈良支部 影浦有美 初段昇段レポート(2013年3月31日)

2014.01.11
昇段レポート

この度は昇段の受審及びお許しを頂き誠に感謝しています。

今から11年前、中学1年生の時元々運動が苦手で何をしても続かなかった私はある時、テレビで空手の試合(他流派)を見て自分も頑張れば強くなれるかもしれないと思い始めたのがきっかけです。しかし運動嫌いな自分が本当に続けられるかどうか不安な気持ちで一杯でしたが、両親に本音を伝えると最初は反対されましたが、「自分で決めたことは確りやれ。」と言われ、しばらくしてから道場を見学させて頂きました。先輩達のすごさを目の当たりにし、空手なら思いっきり体を動かせられるから頑張ってみようという気持ちを持つようになり入門することを決意しました。

入門当初はついていくことがやっとで毎日筋肉痛ばかりでしたが、そのおかげで運動が好きになり、試合にも出場することができ、初めての試合で入賞できた喜びは今でも忘れていません。それ以来毎回何とか入賞できましたが、高校生の時肉離れの怪我をしてしまい、その時期は大学受験とも重なり手の治療と受験勉強で約1年間空手から遠ざかり、復帰しても思うように手を動かせず大学生の時はあまり稽古に行けていませんでした。学校も遠方にあり神戸→奈良の並行生活でもあったので今までみたいに頻繁に行けなくなり週1回の稽古がやっとでしたが、限られた時間や回数の中でも何とか大学4回生の時奈良の交流試合で準優勝できました。

大学卒業後、1年間確りした就職も決まっておらずその頃も週1回足を運ぶのがやっとだったあげく、周囲を見るとどんどん黒帯になっていく姿を見て早く経済面を改善していくことから心掛けて1年後就職し、そこから昇段を意識するようになりました。去年(2012年7月)の大阪中部交流試合で優勝し、その後昇段に向けてみっちり稽古に励みましたが師範からさまざまな注意やアドバイス等頂き、秋の昇段審査は見送る羽目になりました。自分の不器用な稽古等に反省し、この半年間稽古量を少しずつ増やしていきながら先生方や先輩方よりさまざまなアドバイスを頂きました。

いよいよ年明け、今まで以上に追い込んでいき居残り稽古もさせて頂いた中で自分のこれまで不足していた事柄も見つけることができて先生方や先輩達のアドバイスを基に少しずつ改善することができました。一時は挫折しかけた矢先、漸く昇段の許しを頂き、ここからが勝負と念には念を入れて確りと追い込みました。審査前は緊張のあまり、不安だらけで食事も思うように喉が通らない事もありましたがここまでやってきたことを無駄にしたくない、これ以上チャンスを逃したくないという気持ちで審査当日は臨みました。

審査当日は、想像以上に厳しく緊張のあまり補強面では目安回数以上に足りなかった拳立て、それ以降のジャンピングスクワット、バーピーは回数以上にこなせ、移動や型も何とか無事通過しました。10人組手は自分がこれまで稽古や試合ではいろんな技を出すことができていたのが当日は思うように大技は出せず、それに途中でスタミナが無くなり挫折しないか心配しましたが、周囲の方々の応援のおかげで何とか体力を持続でき10人目は師範が相手をして下さりました。中々思うようにはできませんでしたが、周囲の方々の応援のおかげで無事昇段できました。

入門してから11年半、思えば学生時代はさまざまな場所の移動、怪我での休会、経済面での不安等、問題ばかりでいつも昇段の機会を逃してばかりではありましたが、ここまで続けることができ有難く思っています。不器用な私ではありますが、細く長く指導して下さった師範をはじめ、諸先生方や先輩方、また稽古後居残り稽古や10人組手の特訓もさせて頂いた先生方、先輩方、道場生の皆様、そして私の我が儘にいつも陰で応援し時には送り迎えもしてくれた両親にも本当に感謝しています。休みの日に一緒に稽古し、支え合いながら昇段した高橋さん、健吾君とも円陣でき本当に貴重な体験できました。

自分はまだまだ未熟で不器用ですが、今後確り経験を積んでいき一人前に近づけていけるように精進していきたいと思います。

押忍。

奈良支部
支部長/責任者:松本直義
連絡先住所:奈良県北葛城郡河合町広瀬台3-6-3アルプス2階
電話番号: 0745-76-3088
奈良支部ホームページ


新極真会について 新極真会で心極める
新極真会への入会者募集中 入会希望者の方へ