この度は、昇段審査を受講させて頂き、また昇段をお許し下さり、ありがとうございました。
私が空手を習い始めたきっかけは、父の急死でした。父の死をきっかけに、心身共に鍛えようと思い、新極真の門を叩きました。
入門初日に組み手をさせて頂いた時、井上師範から、「おもいっきり突いていいぞ。」と言われ、胸や腹部に思いっ切り突きを入れましたが、全く効かなかったのを覚えています。自分もこのように強くなれるのかと半信半疑でした。
稽古にも慣れてきて、ある程度約束組手や自由組手が出来るようになりました。
先輩方に混じり組手をするようになると毎回、脚を引きずって帰るなど痛い思いを沢山しました。
それでも、稽古に行くのが辛いという気持ちが強いほど、終わった後の爽快感がたまらなく感じました。
上達に伴い、試合にも出させて頂きました。交流戦では結果を残せましたが、県大会、ブロック大会においては結果を残せず課題ばかりが残っていました。
そんな中、井上師範から昇段審査のお話しを頂き、今回受講させて頂きました。
審査当日、緊張で体も固くなり体力も奪われ、思い返すと基本も移動もまだまだ未熟だったのではないかと思います。
最後の10人組手も半分過ぎ辺りから、蓄積されたダメージと疲労で心が折れそうになりましたが先生方や先輩方、当日応援に来てくださった皆さんの声で気持ちを奮い立たせ、最後まで完遂すねことが出来ました。
黒帯を許して頂いたとはいえ、まだまだ未熟者の私です。
これからも「新極真会」の名に恥じないよう、自分も精進し後輩達にもこの素晴らしい新極真空手を伝えられるような生き方が出来ればと思います。
最後になりましたが、初段をお許しくださいました井上師範、協力してくださった諸先生方や諸先輩方、最後まで応援して頂いた皆様、この場をお借りしてお礼申し上げます。
ありがとうございました。
皆様これからもご指導よろしくお願いいたします。
押忍
福井中央支部
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