「これまでの長い試練」
この度は昇段審査を受けさせて頂きありがとうございました。
僕は、小学校1年の時に両親から心と身体を強くなってほしいという思いを受けて空手を始めました。
特に強い先輩がいてその人は僕の憧れでした。その先輩に型や組み手を教わりました。その時師範に、「黒帯はきびしいからな」と言われました。
でも、僕もいつか憧れの先輩のように黒帯を取りたいと強く思いました。それから6年間修行を頑張りました。6年目の秋にユース合宿に型で参加しました。Aランクの人達がたくさんいてびっくりしました。それでも頑張って皆についていき、何とか合宿を無事終える事ができ僕の中でおおきなものになりました。
数ヶ月して京都の大会があり、県外初の試合で、不安と緊張で溢れながら試合に臨み二回戦敗退でした。
4月の終わりに県内の交流戦で中学重量級に参加し、そこで初めて優勝する事が出来ました。とても嬉しかったです。でも師範に「もっとしっかり技を出せるようにしろ」と言われ、試合を振り返ると出来ていないと思う所がたくさんありました。
すぐに関西交流戦があり前回師範に言われたことが出来るように頑張ろうと心に決めていました。だけど一回戦敗退で実力のなさを痛感し、自分はまだまだだなと実感しそれから初段を合格する為に今まで以上に頑張って練習しました。
5月12日に昇段審査がありました。とてつもない緊張と興奮で、型を失敗したらどうしようと不安に襲われました。
順調に移動稽古、型の審査が終わり、残すところ10人組み手だけになりました。どんな方々が相手なのか少し不安でしたが、あきらめずにやり遂げ合格する事が出来ました。
相手をしてくれた先輩や仲間には感謝しています。
最後にこれから受けるみなさんへ、進級するにはどんなに辛くても、あきらめないでやりきる事が大切だと思います。そうすれば必ず努力は報われます。
僕もこれからも精進し、頑張って行くので一緒に頑張りましょう。
押忍
福井中央支部
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