この度は、昇段審査の機会を与えていただき、心よりお礼を申し上げます。
私は年中の頃に、父の勧めで姉と一緒に空手を始めました。
幼少期の頃は、体の使い方を意識した記憶がまったくありませんでした。ただ言われた通りに基本稽古をやり、型をやり、練習に励みました。
中学生になって少しずつ体の使い方を覚え、高校生になってから世界大会出場できる力を身につけました。
その4年後のワールドカップにも出場をしたが、両大会共に成績を残す事はできませんでした。ワールドカップ終わってから、私は休会をさせてもらいました。どうにも練習することに身が入らなかったからです。
そして復帰後、塚本先輩に昇段審査の許可が下りましたが、黒帯としての心構えを持てず、昇段審査を見送らせてもらいました。またそれからなかなか練習に行けず、その年は道場にほとんど行けないで終わってしまいました。
翌年、リトアニアで開催されたワールドカップの試合をyoutubeで見ました。それまでずっと空手から遠ざかっていた自分でしたが、試合を見て「また戻りたい」という気持ちが強くなりました。試合を見た数日後、再び道場に通い、練習に取り組む姿勢を取り戻せました。その後、塚本先輩に昇段審査を再び許してもらえる時が来ました。
まだ黒帯としての心構えをしっかり理解できてないかもしれないけど、空手に対する気持ちが高まっていたので、昇段審査を受けさせてもらう事にしました。しかし、復帰してからまだ日にちが浅かったため、不安だらけでしたが、昇段審査までにできる限りの努力をし、昇段審査に臨みました。
基本、移動、型ともに、手が少し震えてしまい、久しぶりの空手での緊張を実感しました。基礎体力で、腕と足が言うこときかない状態になりましたが、最後の10人組み手まで弱気にならず、自分と戦いました。10人組み手は、とても困難なものでした。3~4人目あたりから、気力で突きと蹴りをなんとか出せる状態になってしまいました。そして7人目の相手にボディを効かされてしまいましたが、周りの応援が私を立て直してくれて、10人戦い抜くことができました。
終わった後、塚本先輩に「よく頑張ったな」って言われて、本当に嬉しかったです。自分の空手に対する強い気持ち、応援してくれる人の大切さ、また塚本先輩をはじめとする道場生のみんながいるおかげで昇段審査をやりきることができたと思います。
しかしこれで終わらず、次は黒帯としての恥ずかしくない姿勢、心構えを持ち、さらに鍛錬を積み重ねて行こうと思います。
最後に、昇段審査を許していただいた塚本先輩、応援していただいた指導員、先輩、道場生のみなさん、本当にありがとうございました。
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