空手から頂いた勇気と、すばらしい仲間に感謝
この度は昇段審査を受けさせていただき誠にありがとうございました。
内藤師範をはじめ、北原師範代、指導員の方々、10人組手の相手になっていただいた先輩・道場生の皆様また、いつも道場でサポートしていただいておりますスタッフの皆様に心から感謝を申し上げます。
40歳の時に内藤道場に入門させていただいて早14年目になりました。
51歳の時に人間ドックで「心臓弁膜症」と診断され治すには手術しかないと告げられましたが、病気について徹底的に調べ上げ、動揺した心を抑えるため空手の呼吸法を日に何度も繰り返して心を落ち着かせ、手術を決意しました。
手術は胸骨を縦に切り心臓を切り開き最終的には心臓弁を人工弁に取り替えることとなったため9時間の大手術になりましたが、お蔭様で手術は成功し元気になることができました。
術後1年ほどしたころ師範からお電話をいただきまして「お身体具合どうですか良かったら心臓リハビリのために道場に来てストレッチだけでもしてはどうですか」とお話をいただきました。
自分ひとりの運動リハビリでは限界を感じていましたし、心臓に爆弾を抱かえた自分が今の段階で道場稽古に参加すると皆に迷惑がかかると思って空手のことは考えていなっかたので、大変ありがたかったのを覚えております。
道場に復帰させていただき、約1ヶ月ごとに基本・移動稽古・型・ミット稽古スパーリングと稽古する種目を増やしていきそして、約1年10ヶ月空手での心臓リハビリは順調に進み昇段審査のお話をいただいてからは残り稽古にも参加させていただきました。
師範から初段に成るための型の所作・意味を深く教えていただき、いままで適当に基本も含めて型をまねていた自分が恥ずかしくなりました。
自主トレの残り稽古では師範代・黒帯の先輩そして道場生の方々が私のためにスパーリングの相手をしていただき審査前の模擬10人組手もしていただき審査の2ヶ月前は空手のことだけを考えて過ごし、そして審査当日を迎えました。
審査は基本から順番に進んでいき、すべてにおいて課題が残ってしまい反省点ばかりでしたが、ただひとつ1級を受けさせていただいたときよりも冷静な自分でいると感じたのは成果がありました。
10人組手のときの皆さんの応援・アドバイス「今までの14年間を思い出せ」と叱咤激励をいただいたときは涙が出そうになり、パワーをもらって最後まで立っていることができ、空手を続けてきて良かったと感じた瞬間でした。
最後に昇段の機会を与えてくださった内藤師範、ご指導いただきました北原師範代先輩方々、道場生の皆様本当にありがとうございました。
あと、いつも空手着を洗濯してくれている妻に感謝しています。
実力が伴うようにこれからも稽古で心身を練磨し、生涯、空手での心臓リハビリを継続し、健康を目標として、自分の空手の道を究めて行きたいと思います。
今後とも宜しくご指導お願いいたします。
押忍
南大阪支部
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