黒帯への道
2014年2月16日、ついに昇段審査の日を迎えました。
そして辛く厳しい10人組手を完遂出来ました。
およそ13年前、2001年4月に入門した頃には想像することも出来なかった10人組手を。
入門当初は青帯やオレンジ帯の先輩の強さにすら驚きを覚え、黒帯はおろか、緑帯にすら辿り着くことは出来ないのではないかと思ったものでした。
しかしそんな驚きや不安とは裏腹に、空手の世界に感じるものがあり、深くはまっていきました。
今や空手は私の人生の中で最も長く続けているものとなりました。
ここまで長く続けられたのは、茂木浩之先生のご指導と先生の作られた泉中田道場の環境があったからこそだと思います。
厳しくも温かいご指導、いつも切磋琢磨し合える仲間達、地域密着の和気藹藹とした雰囲気も併せ持つ、そんな道場が好きだったから続けてこれたのだと思います。
空手を続けていく中で試合に出場し、新人戦、神奈川県ウエイト制、関東交流試合、全関東大会、ドリームカップとステップアップしていき、自分の力が付いていくのを実感でき、達成感を味わうことが出来たことも、自分にとっては更に上を目指す原動力となりました。
最初は遠い世界に思えたことも、続けているうちに自分もそこに一つ一つ辿り着けていくこと、成長している自分を感じられたことがとても大きな喜びでありました。
そうしていつしか帯も上がり、緑帯や茶帯となった頃には自然と黒帯というものを考えるようになりました。やはり空手をやっているからには黒い帯を締めたいという思いを強く抱くようになりました。
その気持ちを茂木先生に伝え、木元師範に昇段審査受審の推薦して頂いたのが2012年12月でした。
そこからは合宿や出稽古に積極的に出るようになりました。
それまではほとんど泉中田道場でしか稽古したことがなかった私にとって、初めの頃は緊張の連続でした。
しかし、出先の道場の皆さんは温かく迎えてくださいましたし、普段とは違う内容の稽古はとても新鮮で貴重な経験となりました。
そこで出会った他道場の皆さんは、対外試合に出場した際にも応援してくださり、同じ支部の『仲間』として接してくださいました。
黒帯を目指す道のりの中で、そのような仲間をたくさん得られたことは、ただ黒帯を取ること以上にとても素晴らしい体験となりました。
また、普段受けられない木元師範の直接指導を受けられたことも、貴重な経験でありました。
時にはマンツーマンで型の居残り指導をしてくださったり、丁寧なご指導を頂きました。
今後は黒帯として、木元師範や茂木先生にご指導頂いたことを、後輩達に伝えていきたいと思います。
そのためにも、私自身も黒帯取得をスタートとして更なる精進に努めたいと思います。
神奈川東横浜支部
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