このたびは、昇段審査の機会を頂くと共にお許しを頂きまして、本当に有り難うございました。
思えば極真空手に入門したのは約15年前。
縁があって緑代表にご紹介頂き、総本部で稽古を開始しました。
当時は故伊師師範にご教示頂きましたが、数年後に残念なことに同師範が亡くなってしまい、極真に対する強い思いから全国大会には足を運び続けたものの、自分では約10年間道場にはいかなくなってしまいました。
極真空手に対しての自分に対する不完全燃焼からくる不満足感から、それまでずっと戦い方のスタイルに憧れていた、世界最年少にして同最年長チャンピオンの塚本師範の道場に、約3年前に移籍させて頂きました。
世田谷杉並支部に入門させて頂いたことは、本当に感謝しております。
塚本師範からは空手の技術は勿論のこと、生き方に対する姿勢、相手への尊敬の気持ち、人生登ると決めたらどんなことがあっても登るんだ、自分に限界を決めたら絶対にダメだ、迷ったら苦しい道を選べば間違いない等、常にいろいろなことを教えていただくことが多いです。
稽古に出る度に、いつも自分自身を見直し反省する機会を与えてもらっています。
本当に塚本師範との出会いには感謝感謝です。
人生何かをやり遂げる方の生き様はすごいと、常々痛感させられています。
十人組手が終わって、塚本師範に挨拶に行った時に塚本師範がおっしゃったことは、まず「伊師師範も天国から喜んでいらっしゃいますよ。」という想定外のお言葉でした。
ここでも、改めて塚本師範の「仁」の精神を痛感しました。
今回ここまで自分が昇段できたのは、塚本師範とともに三島先生、清水先生、そして道場の志の高い諸先輩方並びに一緒に切磋琢磨している仲間たちのおかげだと思います。
そして、支えてくれた自分の家族に感謝しています。
特に自分の娘の江莉加は小学校二年生ですが、約1年半前に入門し塚本師範にご指導頂くことになり、毎月試合にも出て、常に勝ったり負けたりしています。
娘のそういう姿を見て、自分自身も試合にもどんどん出場する勇気をもらうことができました。
本当に全ての自分の周りの方に感謝です。
最後に、昇段はゴールでは決してなく、あくまでも通過点に過ぎないと思っています。
これからも精進して行かなければいけないと思っています。押忍
世田谷・杉並支部
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