私が空手を始めたきっかけは、東京城南川崎支部目黒道場の柏木信広先生にお声がけ頂いたからです。
元々柏木先生とは面識があったのですが、稽古に誘って頂いたのがきっかけで道場に通うようになりました。
漠然と「強くなりたい」という気持ちがあり、道場に通いながら稽古を積むことで、段々と空手の楽しさが分かってきました。
昨年自分の中できっかけがあり、人生において「何を最も成し遂げたいか」ということを自問自答しました。
様々なことを考えた結果、たどり着いた答えは「誰よりも空手が強くなりたい」ということでした。
いつの間にか空手は、私にとって何よりも大事なものになっていたのです。
自分の中で目標が明確化してからは、稽古に対する心構えが全く違ったものになりました。
「言われたからやる」のではなく、「強くなる為にはどうすればいいか」「自分に足りないものは何か」ということを徹底的に考え、人生の全てを空手に注ぎこむようになりました。
そして2014年10月の全日本大会に、私は並々ならぬ覚悟で挑みました。
しかし結果は三回戦敗退。
これ以上無い程不甲斐無い結果で終わりました。
自分の全てを出し切ったにもかかわらず突きつけられた「自分の弱さ」という現実。
こんなにも試合で負けて悔しかったのは、人生で初めての経験でした。
自分の実力の至らなさ、修練の甘さ、空手の奥深さを実感し「このままでは駄目だ」ということを深く認識しました。
そしてトップレベルの凄さを知ったからこそ、「世界大会で活躍したい」という気持ちが強くなりました。
今回昇段試験を受けさせて頂いたのも、世界大会で活躍出来る選手たるもの昇段することが必須だと考えたからです。
昇段試験を受けさせて頂き、その過酷さは想像以上でした。
特に十人組手は何度も自分に負けそうになりましたが、「日本代表として世界大会に出場する」という目標があったので、心が折れずに頑張れたのだと思います。
応援して頂いた皆さんのおかげで最後までやり切ることが出来ました。
本当にありがとうございました。
まだまだ未熟な部分ばかりですが、日本代表選手として世界大会で活躍するため、これからも稽古に励んで参ります。押忍
東京城南川崎支部
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