この度は、昇段審査受審の機会を与えていただきまして、ありがとうございました。
そして「弐段位」昇段をお許しいただきました原内師範には心より感謝申し上げます。
今年三月に、総本部で行われる昇段審査を受けても良いと原内師範に許可をいただき、昨年から自分なりに昇段審査に向けての練習を重ねておりましたが、仕事等忙しく、三月の昇段審査を見送らせていただく事となりました。
確か年が明けた頃だったと思いますが、原内師範から「香川で受けてみないか」というお言葉をいただきました。
香川県では弐段の昇段審査は初めてということもあり、次の十月には必ず受審するという強い気持ちで、仕事と空手に励みました。
しかしながら、審査が近づくにつれ、予想とは裏腹に忙しさは増し、稽古も十分にできないまま昇段審査の日がやってきました。
過去に初段昇段審査も原内師範のもとで受審させて頂き、また全日本ウエイト制大会、ブロック大会等にも出場させていただきました。
しかし、今までに経験した事のない緊張が、審査前の数日間、私を苦しめました。
審査当日は、いつもなら午前中の審査のお手伝いをしなければならないのですが、今回は時間を頂き、昼からの昇段審査に向けて気持ちを落ち着かせ、ゆっくりと審査会場に向かいました。
基本・移動・型・体力測定を終えいよいよ二十人組手の時を迎えました。
この時既に、腕も足もパンパンで体力の限界を感じ、二十人達成できるかどうか不安でした。
三人目ぐらいから、自分がどのような組手をしているのかも分からず、朦朧としながらの連続組手で十三人目ぐらいだったと思いますが、蹴った瞬間に右のスネに痛みを感じ、続行不可能かと思いました。
その時、みんなの声援が私の耳に届き、再び頑張ろうという気持ちになりました。
二十人を全て終えた頃には、誰から何と声をかけて頂いたか全くわからない状態でしたが、師範から合格のお言葉を頂いた時には、涙が溢れました。
「弐段位」という立場。
そして、香川初となった今回の弐段昇段審査の重みに恥じないよう、空手道に励みたいと思います。
弐段昇段をお許し下さった原内師範をはじめ、審査の時お手伝い、応援して頂いた香川中央支部同門の皆様ならびに、ご父兄の皆様には、重ねて御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
香川中央支部
支部長/責任者:原内卓哉
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