この度は昇段のお許しをいただき、誠にありがとうございました。
私は4歳の時に父に連れられて、道場を見学したことをきっかけに、新極真会南大阪支部に入門しました。
始めたころは、何もかもが初めてだったので正直戸惑いもありましたが、日々の稽古を少しずつ頑張ることで、自分に空手というものが染み込んでいくような感覚に魅力を感じ、半
年が過ぎる頃には、家から道場までの道のりがワクワクでいっぱいになっていました。
そして、私は空手の試合や昇級審査を経験することも多くなり、7歳の時に、1級の昇級審査の声がかかりました。
当時小学1年生だった僕は素直に、『認められた。嬉しい。』といった感情で、5人組手も楽しく、最後までやり抜くことができました。
そして、自分が列の先頭に立つようになっていました。
しかし、私は空手と同様に、サッカーもやっていて、小学校高学年、中学生になると大会に参加することが遠のきました。
しかし、空手で汗を流すことは楽しかったので、稽古は続けました。
中学生になると一般部に入り、たくさんの大人の先輩方と組手をする機会も増えました。
今までは自分の力に対して自信を持っていましたが、体格の大きな方や、力の強い方に対して自分の思っている空手ができず、だんだん自身が薄れていくこともありました。
しかし、そこでもう一度基本稽古や上段廻し蹴りなどを見直して、日々の稽古から一生懸命取り組みました。
そして、それを続けていると、内藤師範から、『昇段審査を受けてみないか。』と言っていただきました。
この時私は、嬉しかったのですが、『自分は本当に初段になっていいのだろうか。』という疑問が生まれてきました。
しかし、北原師範代がいつも『帯が先行して、実力が後からついてくる。』とおっしゃっていたので、自信をもって昇段審査を受けました。
いざ昇級審査となると緊張しましたが、少しずつ緊張はとけていきました。
無事、拳立てとスクワットを100回ずつ完遂することができ、その後の10人組手では、自分の思うような空手ができました。
私は今まで、空手をやってきて、体力だけではなく人としても鍛えていただいたと感じております。
今後も空手とともに、いろんなことに向かっていきたいと思います。
最後になりましたが、内藤師範をはじめ、道場の皆様、これからもご指導よろしくお願いいたします。
ありがとうございました。押忍
南大阪支部
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