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福岡支部 桑岡史朗 初段昇段レポート(2016年12月4日)

2016.12.20
昇段レポート

私の空手との出会いは、大変年齢的に遅い、入会2011年7月、年齢54歳の時です。

当時、私の親友でもある千葉裕さんが福岡に引っ越しして来て、本部に稽古に行かれている頃、稽古終わって一緒にお酒を飲む事が頻繁にあり、空手談義を聞かされて(もちろん空手バカ一代世代なので)毎回入会を勧められて断る事が出来なくなり、何度となく本部の階段を上がり途中で帰った事もありますが、体験を機会に、まずはビジネスクラスから始めたらとアドバイスを頂き、始めたのがきっかけで、1週間に1回の1時間の稽古だけでは物足りなくなり、一般部に代わってから、出来る限り年も若くないし、沢山稽古できるように週4日を目標に通いだしました。

また、普段ご指導を頂いている森健太先生と竹島雅之先生からも、空手以外の時もいろんな形でお誘いしていただき、先生たちに認めてもらうように、出来る限り空手ライフを中心に楽しめるように、自分の社会的立場を利用して、道場発展に貢献することを考え行動するようにしました。

また、森先生と友人の千葉裕さんに引っ張られる形で大会にも出させて頂きましたが、中々成績を上げることはできませんでした。
自分の中の言い訳が、常に同年代の人たちと体格も小さく、ウエイトも少ない体系(壮年部平均70kgに対し55kg)で勝てないと決めつけて掛かっていましたが、去年の福岡県大会の壮年3部で、この体系を生かした攻撃で初入賞3位を頂きました。

今年6月ぐらいに森先生より、12月の審査で昇段にチャレンジしてくださいと許可を頂きまして、はじめてのドリームカップもチャレンジしました。

ドリームでは、初戦が他流派5段の師範で、全く歯が立たないまま惨敗しました。
しかし、いい経験をさせて頂いた事に感謝の気持ちでいっぱいで、昇段に向けることにスイッチを切り替え、連日徐々にペースを上げていく方法をご指導いただくのと基本、移動、型と熱の入ったご指導と、道場生の皆様に沢山の協力応援を頂きました。

型においては失敗の連続。
中々覚えられない自分に苛立ちと落胆を繰り返しながら、昇段の前日まで型に没頭しました。

この生涯中で誰でもが受ける事の出来ない極真の黒帯の審査、しかも私の会社の隣が冬期昇級昇段会場になりましたし、私の会社も今年最後で来年から移転が決まっていたので、これも自分の人生の縁がこんな形で因果合法の如く決められていたのではと、不思議でまた絶対にやり遂げる思いで当日挑みました。

この度の審査の基本、移動、連続蹴り、5本蹴り、型、体力審査が終わりフラフラの状態と足はパンパンに乳酸が溜まって疲労度マックスになりました。
いよいよ午後より10人組手がはじまりました。

緊張状態が極限の中、一人、二人から六人目と折れそうな気持になっている時に、師範より下段を受け過ぎて防御が出来てない事を指摘され、そこから持ち直し、最後10人目が、私をこの世界に強く後押ししてくれた千葉裕さんとのラスト1分の勝負でした。

会場の道場生と、ご指導くださっている先生たち皆さんからの大声援と、緑師範からのマイクを使って、下がるな!前に出ろ!という声援を頂いて、フラフラでも最後まであきらめないで完遂できました。

最後に師範より、59歳の黒帯チャレンジについて、有り難い心温まるお言葉をいただきました。
体も小さく歳も重ねているけれど、一生懸命道場に通って諦めないでここまで来れたからこそチャンスがやってきたとのお言葉を頂きました。
福岡支部緑師範をはじめ、指導員先生の皆様にご協力、応援を感謝いたします。
また本部道場の森先生、竹島先生と道場生の皆様に普段の稽古でのご協力、応援を感謝いたします。

私の人生にとって大きな自信と糧になりました。
決して折れない強い心とやさしさ、今後ともこの新極真会に何事も貢献できるように、自分自身も更に精進して黒帯にふさわしい空手人を目指していきます。

この度は誠にありがとうございました。押忍

福岡支部
支部長/責任者:緑健児
連絡先住所:福岡県福岡市中央区薬院1-10-5 Shin-Yakuin105 2F
電話番号: 092-739-9922
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