昇段審査、無事終えることができました。
先生、先輩、後輩、その他の皆々様応援本当に有難うございました。
心より感謝申し上げます。
今から5~6年前、空手の基本稽古の時に、三瓶師範から「頑張らないように、どうしてもスポーツをやっていた人は頑張ってしまう、基本稽古は疲れるでしょう。」と言われました。
確かにその頃は基本稽古が最後までできるか不安で、疲れましたが、1年位経って、何となく理解できたのか、基本稽古が疲れなくなりました。
そしてもう一つ「腹式呼吸、逆腹式呼吸、息吹が出来るようになったら空手が面白くてしかたがなくなる。」と言われました。
本当にそうなのかなと思いながら、そうなりたいと思い、自分なりに稽古してみました。
その1年後に、三瓶師範から「三戦、転掌が出来たら黒帯あげますよ。」と言われました。
大変嬉しく思いましたが、簡単なようで難しくなかなか出来ませんでした。
「三戦、転掌、毎日やってみて下さい。」と言われましたがなかなか実行出来ず、約5年かかってしまいました。
今年の6月24,25日の稽古会の最後に、三瓶先生から「12月の審査会に昇段審査受けて良いですよ。」と許可を頂きました。
夢のようですごく嬉しく思いました。
先生のその一言はすごい力となっていきました。
やる気がすごく出たのです。
自分を見つめなおし、先輩のアドバイスをしっかり聞き入れ実行する事が出来ました。
6月頃はスクワット、腕立て伏せ、どちらも10回位しかできませんでした。
先輩に指導していただき、スクワット、腕立て伏せを2日おき(月、木)に1回ずつ増やしていきました。
審査会の2週間前までスクワット70回、腕立て伏せ40回までできるようになりました。
(100回、50回できるようにと思っていたのですが)
昇段審査当日ジャンピングが90回(ちょっとダウンかな?)と思った時でした。
先輩の「ガンバレ!」と声が聞こえてきて、その後10回のジャンピングが出来ました。
「人の言葉の力ってすごいな!」って痛切に感じさせられました。
組手では、自分では「5人ぐらいかな?」て実のところ思っていました。
4人~5人目あたりから「長いなー」と思いながら言われるまま組手をやり、5人から10人目あたりは、自分では何をやったかさっぱり覚えていませんでした。
パンチを打たれても蹴られても、その時は何の痛みも感じなく息切れもしませんでした。
どうしてなのかわかりません。
今でも信じられませんが、10人組手完遂が出来ました不思議です。
昇段審査から1週間が過ぎ、道場に稽古に行きました。
三瓶先生から「腹圧わかりましたか?」と言われました。
「少しわかったような気がします。」と答えました。
先生がいつも稽古の時に「筋力ではなく、女性でも年配でも力は出せる。」と、おっしゃっていたのが今回の事だったのかなと、少し思いました。
もしかしたら、この先もっともっと出来なかったことが出来るようになるのかなと思いました。
今回の事で分かったことは、少しずつ稽古すれば出来ないことでも出来るようになる、呼吸法をもっと理解すれば面白くなる、腹圧をもっと知れば、何かが出来るような気がする。
ということです。
初段になって、これからが始まり、初心忘れずに夢、希望を持って努力し、前進したいと思います。
福島支部
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