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静岡支部 樫原薫 弐段昇段レポート(2018年1月28日)

2018.02.20
昇段レポート

この度は、弐段昇段審査を受審させて頂き、また昇段のお許しを頂き有難うございました。

空手を始めてから20年目、新極真会静岡支部磐田道場にお世話になってからは今年で9年目となります。
自分の場合、多くの先輩方と比べて始めたのも社会人になってから、しかも34才からでまた、家庭を持っているサラリーマンの習い事としては当時の月謝は少々高く、取り合えず年やれるだけやってみようということで入門しました。

そんな自分が、黒帯、更に20人組手を完遂して弐段にまで進めたこと、またそれ以前に50才を超えるまで空手をやっていることが、本当に自分で信じられない思いです。

今から考えれば、これまで骨折など怪我も何度かあり、また都合で空手を離れていた時期もあり、決して順調ではなかったように思いますが、自分にとって本当に幸せだったのは、常に先生や先輩方が温かく見守って頂いたことです。

それは、本当に財産だと思いますし、あの時思い切って空手を始めて良かったと、心からそう思います。
 
さて、昨年の今頃に、永島師範から、夏の審査での昇段審査を打診頂きました。
それは、自分にとっては、まったく思いもかけないことでした。

大して道場での指導もしていない、支部に貢献していない自分にとってそんな資格はないと思っておりましたが、いみじくも師範から頂いた大変光栄な機会であり、審査を念頭にした稽古に励んでおりました矢先、仕事の都合により、5月から東京での単身赴任ということになってしましました。

ただ私の場合、赴任期間が2年という限定の移動であったため、月2回程度ではありますが、磐田に帰って来られる時に、引き続き磐田道場の稽古に通うこととし、東京では、それほど自分の時間を作れない為、近くの市民ジムでの体作りに割り切って取り組むことにしました。

ところが更に追い打ちをかけるように、全関東大会の後、道場でのスパーリング中に膝靭帯を損傷してしまい、毎年出場していた夏の大会は、今年は全て取り止めることになりました。

それでも稽古は少しづつ行っておりましたが、さすがに、限られた動きしか出来ず、師範と相談して、審査は断念することになってしまいました。
ただ、師範の有り難いご好意で、冬の審査に再挑戦させて頂けることになりました。

幸い、スポーツに知見のある担当医師の指示に従い、ケアに務めた結果、膝靭帯も順調に回復し、念願であった10月の静岡県大会には出場することが出来ました。

残念ながら結果は1回戦敗退という不本意なものでしたが、それまで当たり前のように思っていた試合場で思う存分闘うことが出来るということがこれほど尊く、有り難いものであったのかと心から感謝しました。

審査当日ですが、型においては稽古不足を露呈する形になってしまいましたが、20人組手に関しては、静岡県大会、そして12月の岐阜錬成大会と、一般上級の試合に対応した組手や、東京での坂道ランニング等の自主トレをモチベーションを切らさず続けて来た貯金もあり、不思議と不安はありませんでしたが、やはり直前になると、かなり緊張で堅くなりました。

そんな中迎えた最初の掛け手が、これまでの大会前の強化稽古で何度も組手の相手をして頂き、また大会のセコンドもして頂いた天王・曳馬道場の板垣分支部長でしたので、これまでの稽古を思い出して、冷静さと自分の組手を取り戻すことが出来ました。

その後は、相手して頂く一人一人の方に対して、丁寧に組手をすることを心掛け、迎えた最後の全日本大会組の大谷さん、直樹さん、そして20人目早川師範代との組手で、稽古して来た全て出し切ることが出来ました。

今は到底弐段に値する実力がないばかりか、支部に対しての貢献も全く出来ておりませんが、少しでも先輩方に近づくことが出来るように、そして静岡支部、新極真会に貢献できるよう精進して行きますので、今後ともどうぞご指導ご鞭撻よろしくお願いいたします。

最後になりましたが、永島師範におきましては、昨年折角頂いた昇段審査のチャンスを一度断念したにもかかわらず、今回有り難くも審査に再挑戦する機会を与えて頂き、本当に感謝いたします。

また早川師範代、そして分支部長方をはじめ支部の先輩方、20人組手の相手をして下さった皆様、セコンドでサポートして頂いた方、そして温かい応援をして頂いた皆様方にも、心より感謝いたします。

本当に有難うございました。押忍

静岡西支部
支部長/責任者:永島文秋
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