この度は、昇段審査を許可いただき誠にありがとうございました。
入門当初に見た、強くて優しい黒帯を締めた先輩たちと同じ色の帯を締めることができるということに、まだ実感がなく、喜びというよりもあの先輩たちのような黒帯にならなければならないという引き締まる気持ちの方が大きく感じます。
白帯を初めて締めた日を思い出すと、長いようであっという間のようにも感じます。入門当初は、まだ道着もなくTシャツ、ハーフパンツ姿で基本稽古を教わっており、初めて道着に袖を通した日は、誇らしく、それだけで少し強くなれた気持ちになったことを、つい先日のことのように感じます。
当初は「“認められたい”、“強いと言われたい”、“倒したい…”」これが強さだと考え、黙々と道場に通っていました。
そんな中、稽古で塚本師範より「強さはやさしさである」ということを教えていただきました。
いま改めて振り返ると、人から認められることで自分の存在意義を感じ、その手段として強さを求めていたのかもしれません。
自分のことしか頭にない傲慢な考えの上に成り立つ空手であったと感じ、それは空手以外の生活にも出ていると考えさせられました。
塚本師範から教えていただいた「強さはやさしさである」という言葉の意味をより深く理解し、自らも伝えられるようこれからも稽古に励み、学びを重ね新極真会の黒帯として恥じぬ人間になれるよう邁進してまいります。
このような機会を与えていただいた塚本徳臣師範をはじめ、熱いご指導とご助言を頂いた先生方、様々な面で助けていただいた先輩方、道場生の皆様本当にありがとうございました。
今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。押忍
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