この度は昇段審査の機会を与えて下さり、本当にありがとうございました。
入門したのは33歳の時、尊敬する先輩からのお誘いでした。
最年少と最年長で世界チャンピオンになった塚本師範という方がいる。
とても素晴らしい方で稽古を通じて沢山の学びがあり仕事や人生がどんどんと良い方に向かう、だから稽古に来ないかと。
本当にそんな事があるのかと思う反面、そんなに素晴らしい道場があるのであれば迷う必要はないと思い即入門を決意しました。
ただ、はじめた当初は家から片道1時間半、足を引きずりながら帰る日もしばしば、素晴らしい学びを実感しつつも週一回が月一回になる時もありました。
そんな中、自分よりもひと回り以上歳上の先輩方が一生懸命に稽古をされ、試合で結果をだそうと頑張っておられる姿を見て、まだまだ努力が足りないと実感し試合でも結果を出して道場仲間や諸先輩方と成長を実感したいという思いが強くなりました。
試合に出るのを躊躇していると、先輩からの深い愛情によりほぼ勢いでエントリーしたことも何回かありました。
そうして少しずつ勝てる様になった頃には、仕事も限界突破をして入門当初の何倍も結果に繋がる様になっていました。
まだやれる!もっと頑張れる!と叱咤激励をくださった塚本師範や応援してくださった道場の皆様のお陰様で今の私が在ります。
今は道場の近くに引越し、日々塚本師範を筆頭に道場の選手や先輩方、皆様から沢山の学びを頂ける事に心から感謝をしております。
生涯の仲間も沢山出来ました。
空手は私の人生の一部になっています。
十人組手は想像を超える試練の連続でした。
この貴重な経験はこれからの人生で逆境を乗り越える糧になると確信しております。
お相手をして下った皆様、本当にありがとうございました。
塚本師範からは「黒帯は空手の人と世間から見られます。黒帯として恥じない生き方をしましょう」と有難いお言葉を頂きました。
これからは、引き続き精進し道場と皆様に少しでも貢献していきたいと思います。押忍
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