この度は、昇段をお許しいただきありがとうございました。
また、このようなコロナ禍の中、万全な体制で審査会を開催いただきました遠田道場長をはじめとする江戸川道場のみなさまに御礼申し上げます。
最近、東京オリンピック・パラリンピックのメダリストがインタビューで「すべての関係者に感謝したい」とのコメントを口にしますが、私は十人組手を終えるまでその言葉を美辞麗句として受け取っていました。
極真空手との最初の出会いは、漫画「空手バカ一代」でした。
近所に道場がありましたが、当時の道場は漢が集うところであり、子供を近寄らせない雰囲気があったため、門を叩くまでには至りませんでしたが、今から十年前に息子が入門したのを契機に、幼き頃の思いを押さえられなくなり、40代半ばでの挑戦となりました。
あの日から約10年間、窪田先生をはじめとする諸先輩方に指導いただき、周囲に支えられ、昇段審査を迎えることができました。
実際に十人組手では、何度となく挫けそうになりましたが、その都度、一緒に汗を流した仲間からの声援が折れかけた心を繋ぎ止めてくれました。
そして完遂した瞬間、頭をよぎったのは、「やりきったという達成感」や「終ったという安堵感」ではなく、紛れもなく「みなさまへの感謝」でした。
レベルこそ違いますが、メダリストのコメントの真意が理解できた瞬間でした。
これからは江戸川道場深川の黎明期を知るメンバーとして、一人でも多くの仲間が黒帯を巻けるよう、窪田先生を支え、盛り上げていくことで、恩返しできればと思っております。
繰り返しになりますが、遠田道場長、窪田先生、江戸川道場のみなさまに感謝申し上げるとともに、新極真会の黒帯として道場訓の言葉を噛み締め、精進していく所存です。押忍
※江戸川道場の情報はこちらよりご確認下さい。