この度は、昇段のお許しをいただき、誠にありがとうございました。
私は25歳のときに空手を始めましたが、仕事柄、転勤が多く、数年間空手から離れた時期もありました。
大阪北支部には平成21年からお世話になっており、その後、転勤で関西を離れ、単身赴任をしたことが2回(計4年)ありましたが、単身赴任中も週末に家に帰ってきたときに空手の稽古に通うようにして、細々と空手を続けてきました。
私は、年を重ねるにつれ体力も落ち、仕事の忙しさを言い訳にして、「十人組手なんてとても無理だ。黒帯を取れなくても体力維持のために空手を続ければいい」などと思って、黒帯取得を半ば諦めている状況でした。
そんな中でも、日頃ご指導いただいている先生からは、「ここまで続けてきたのだから黒帯を取らないともったいない」などと折に触れ励ましのお言葉をいただき、ついに令和3年の秋、師範から、昇段審査を受けることをお許しいただきました。
昇段審査では、緊張から足元がフワフワし、移動稽古や型ではミスを連発し、正直言ってボロボロでした。
それでも最後の十人組手にたどり着き、「ここまで来たらやるしかない」と気合いを入れ直し、十人組手に臨みました。
十人組手で嬉しかったのは、48歳のおっさん(私のことです)のために十代、二十代の若い道場生の方々が組手の相手をしてくれたことです。
若い道場生の方々の突きや蹴りが、「最後まで頑張ってください」と私を励ましてくれているように感じられ、おかげさまで十人組手を完遂することができました。
48歳にして念願の黒帯を取得することができ、大きな自信をつけることができました。黒帯の名に恥じないよう、今後も稽古に励みたいと思います。
最後になりましたが、前田師範を始め、桑田先生、諸先生方、諸先輩方、道場生の皆様に改めてお礼を申し上げます。これからもよろしくお願い致します。押忍
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