この度は、長引くコロナ禍の中、感染対策もしっかりしていただいた上で、昇段審査を受けさせていただき、誠にありがとうございました。
受審を許可していただきました木元師範には、心より感謝申し上げます。
私が、新極真会木元道場に入門させていただいたのは36歳の時でしたが、現在55歳ですので、ここまで来るのに19年かかってしまいました。
昔、学生時代に空手道部に入り、遠征試合などにも出ていたのですが、長くは続きませんでした。
ただ、空手への思いはずっと残っており、このままでは一生後悔してしまうという気持ちが強くなり、36歳の時に空手を再び学ぼうと一大決心をしました。
以前、空手道部の先輩から極真空手は最強と聞いておりましたので、どうせ空手を再開するのなら、怖いけれども極真しかないと考え、思い切って木元道場の門を叩きました。
しかし、せっかく入門させていただいたのに、当時すでに私は24時間365日診療のこどもクリニックを開業していたため、仕事休みの日がほとんどないことを言い訳に、稽古にはごくたまにしか出ることができませんでした。
気づけば、なんと白帯のまま9年が経過しておりました。
遅まきながら、このままではいつまでも昇級すら出来ないという危機感が強くなってきました。
その時、すでに45歳となっていました。
「空手は私にとって大事なので、これからは自分の診療体制を変更し、少しでも稽古に出られるようにしたい」と周囲のみんなに空手への再挑戦を思い切って宣言しました。
ありがたいことに家族はよく理解し、応援してくれました。
それからは、徐々に昇級し始めました。
入門10年目(45歳)で、初めて審査に受かってオレンジ帯を締めた時の感動は忘れられません。
以後、約10年間は稽古の出席率も格段に上がり、空手合宿にも25回ほど参加させていただきました。
55歳にして、今回昇段審査を受けさせていただき、合格と知った時は万感迫るものがあり、涙が出そうでした。
ここまで来ることができたのは、木元師範、支えてくれた家族、親身になってご指導いただいた藤本先生、合宿の時にお世話になった木元道場全ての先生、道場のマネージャーさん、一緒に稽古に参加し励ましてくれた道場生の方々のお陰です。
本当にありがとうございました。
黒帯に恥じぬように、これからも精進していきたいと思っております。
今後もご指導のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
※神奈川東横浜支部の情報はこちらよりご確認下さい。