この度は昇段審査の機会を与えて頂き、また昇段をお許しくださいました木元師範に厚くお礼を申し上げます。
また、いつも変わることなくご指導をいただいている茂木師範代、諸先生方、先輩方、道場生に皆様に感謝申し上げます。
私は2007年6月、たまたま通りがかった綱島道場にそのまま入門を決めました。
子供の頃からの『地上最強のカラテ』に憧れを抱いており、大人になって実際にやってみたいという思いでした。ですが、実際に始めてみたところ、突きも満足にできず、蹴りも左では蹴れましたが、右では全くもって蹴れません。組手を始めてみますと、下段を効かされ、下突きを入れられて、うずくまるか、上段回し蹴りを顔面にもらって意識が飛ぶなど、苦しいながらも、丁寧な稽古をしていただきました。
それでも、何くそという気持ちだけで、痣だらけになって、通う日々でした。空手の組手は辛いことも多かったですが、体が丈夫になっていきましたし、突きや蹴りもスムースに繰り出せるようになることで、稽古の効果を感じられるようになると喜びになりました。
月日は流れ、2020年4月に、茂木師範代から翌年の昇段審査への推薦をいただきました。
しかしながら、私自身、自分に自信をもって稽古に臨むことがなかなかできず、時には厳しいご指導をいただくこともありました。
2021年3月に望んだ臨んだ昇段審査は、全くもって、納得の行く内容ではございませんでした。
何よりも自信を失っており、惨憺たる状態でした。
そしてその後、再チャレンジの機会をいただきました。
今度ばかりは、決して諦めることはできない、自分に嘘つかず、納得いくまでやるんだと言い聞かせて、改めて稽古に励みました。
基本、移動、型について改めて技の修練、完成度を高めることを考えて、繰り返し稽古をしました。
昇段審査では自分を信じて決して諦めないことを言い聞かせながら、望みました。腕立て、ジャンピングスクワットで体力を消耗しましたが、移動、型については自信をもってやることができました。
そして、10人組手ですが、コロナの感染予防もあり、受審者同士での組手でした。
組手については力を出し切ることを考えて、思い切ってやることができました。
最後に、私は昇段はいつか辿り着きたいと考えておりましたが、それだけが目的ではありません。
空手を通じて、身体だけでなく心も鍛えられたと思っており、技術の修練と併せて、もっと高みに上がりたいと考えております。
これまで、茂木師範代には、空手の技術の奥深さ、心構え、姿勢をご指導いただきました。
そして、人生を豊かにしてくれるような道場の雰囲気がとても気に入っており、これからもますます、修練に励みたいと考えております。
ありがとうございました。押忍
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