この度は、弐段昇段をお許しくださりありがとうございました。
私は長いブランクを経て、稽古へ2021年に本格復帰し、小井師範より「来年2月の昇段審査会にて弐段挑戦を目標としましょう」とお言葉をいただきました。
初段を取得してからの基礎的な稽古の積み上げが圧倒的に足りていなかった自覚、長いブランクにより運動機能や体力の低下は想像以上のもので、この受審チャンスを前向きに捉えて稽古に取り組もうと決意していましたが多くの葛藤がありました。
それでも限られた時間の中、仲間がサポートしてくれて、受審の日を迎えましたが結果は不合格。
緑代表をはじめ多くの師範方から温かいアドバイスをいただきました。
その夜、小井師範から激励の電話が入り、「6月に支部で初めての昇段審査会を行うので、そこで弐段に再挑戦しましょう」という内容。
こんなにも自分を気に掛けてくださることが嬉しかったです。
一方で、自分が本当に再度審査を受けてよいものかと自問自答。
思えば、小井師範からは技術的な指導は沢山いただきましたが、自分の空手の取り組み方に関しては注意を受けたことはありませんでした。
「自分の人生にとって、空手がどういった意味を為すのかは、自分自身で決めなさい。」と無言の教えを諭されていたように解釈していました。
空手を通じて自分がどんな人間になったのか、小井師範や支部の皆さんの前で今の自分のそのままを見ていただくことが、支部初開催の昇段審査を受ける意味があるのではないかと思い、そこで肚が決まり一切の迷いがなくなりました。
審査当日、イメージしているようには身体は動きません。
それでも自分ができることは全て出し切れたと思います。
そして小井師範より合格を告げられた時は、安堵から全身の力が抜けました。
今後は、東京ベイ港支部の皆さんとコツコツと稽古を積み上げながら段位に相応しい人間を目指して参ります。
この度は誠にありがとうございました。押忍
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