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埼玉武蔵支部 唐岡克夫 初段昇段レポート(2022年6月26日)

2022.09.12
昇段レポート

この度は、昇段をお許しいただきありがとうございました。

思えば5年前、総本部の昇段審査で10人組手まで行いましたが、一次審査の疲労と緊張で全く動けず不合格。総本部の審査は年度末に実施され、この時期は仕事が繁忙期で休日出勤も多く受審が困難。当時は必死に仕事をこなし、また職場の仲間に協力してもらい、審査に挑むことができました。

しかし次年度以降も同様な対応できる保証が無く、総本部の審査は諦めていました。
その後、仲間達が次々に昇段していき、また市場の変化で勤務先が都内へ移動になり、週4回の稽古が週2回参加できれば良い状態で、仕事で稽古を休むことも多くなり精神的・体調的にも悪化し、生活習慣病、更に自宅で突然手足に強烈な痺れが発生し、力が全く入らない状態で倒れ救急搬送。結果、脳梗塞で入院、もう空手はできないかなと諦めかけていました。

当日は埼玉県大会の前日でスタッフを予定していたため長谷川師範に事態を連絡したところ、直ぐに病院に駆けつけてくださいました。
長谷川師範から「勝ちましょう‼️唐岡さんなら大丈夫です」という言葉をいただき、とても勇気付けられました。

あれから2年、空手の稽古で手足の麻痺から復活し、遂に昇段審査に挑むことができました。
審査に向けた稽古で10人ミットと組手を何度も行ってきたので、今回は大丈夫だと思っていましたが、本番はやはり緊張や組手の相手も普段と違い、後半はかなりヘロヘロでした。
しかし会場の道場生、少年部の保護者の皆さんに大きな声援をいただき、どうにか完遂することができました。

人生でこんなに多く人に応援してもらえたのは初めてでとても嬉しかったです。

ここまでご指導いただいた長谷川師範、昇段審査に向けた特別稽古に付き合ってくれた道場の仲間達に本当に感謝しています。
改めて空手は個人の戦いですが、一人では成長できないと実感しました。

本当にありがとうございました。押忍

※埼玉武蔵支部情報はこちらよりご確認下さい。


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