私は、小学五年生の後半頃から、父の影響を受けて『新極真会 江戸川道場 西葛西本部道場』に入会しました。
最初の一〜二カ月程は、礼儀や型、ルールなど全くわからない状態で修行をしていました。
ですが周りにいらっしゃった先生や先輩方に手取り足取り丁寧に教えていただき、その際に『私もこのような優しい先輩方になりたい』と思いました。
そして、段々と進級していくにつれて、下の帯の子達などの面倒をみる機会も増えていき、今度は『私が助ける番だ』と強く感じました。
私自身の空手での目標は、『どんな状況でも冷静に臨機応変に対応できる力、相手の心を理解する思いやりや優しさを感じ取れる力、礼儀を大切に、目上の人を敬う力を養う』という三つの目標です。
始めてから、三年半この目標を胸に刻み修行していきました。
そのおかげで、外に出た際に周りの方々から、『優しいね』『面倒見いいね』『礼儀正しいね』などとお声をいただけるようになりました。
私も先生や先輩方に少し近づいたのかなと思い嬉しかったです。
今回審査を受けた際、胸を貸してくださった先輩方々と同じ仲間になれることはとてもありがたく感じますが、同時にこの皆さんと肩を並べて良いのか心配になることがあります。
ですが黒帯を取らせていただいたからには、そんな弱い心をも打ち砕く強い心を持ち、堂々と胸を張れるよう、より一層精神していきます。押忍
※東京江戸川道場の情報はこちらよりご確認下さい。