この度は、昇段の機会をいただき、また昇段のお許しをいただき誠にありがとうございました。
初段取得から9年が経ち60歳を迎えた私の心の中では、もう昇段は無いだろうと思っておりました。
そんな折、師範から昇段審査のお声かけがあった時は、「私にその資格があるのか」、「私には無理だろう」との思いが交錯しておりました。
しかしながら、師範から直々に頂いたチャンス、ここは押忍の精神で何が何でも頑張るしかないとの思いで気持ちを奮い立たせました。
日々の生活では環境が変わり、週二回の稽古が精一杯の状況で焦りと不安で気持ちが落ち着くことはありませんでしたが、型も要点を右京先生に教えていただきながら覚え、移動も普段通りにできればと思っておりましたが、問題は連続組手こればかりは一朝一夕で体力がつくものでもなく、やれるところまで頑張るしかないと思っておりました。
あっという間に審査当日を迎え、緊張感の中、基本稽古でかなりの体力を消耗し、移動でさらに消耗、型、補強と進み、ほとんど体力は残っておりません。
残すは連続組手、不安しか無い中で絶対に倒されないその気持ちだけで最後まで戦っておりました。
内容全般的には、散々たるもので褒められたものでは有りませんでしたが、最後までやりきれたのは、道場のみなさんの熱い応援があったからこそ、いまだ声援の声が心に響いております。
最後に師範が、受審者一人ひとりに労いのお言葉をかけていただいたときにはとても感動し涙がこぼれ落ちそうになりました。
新極真会に籍を置かせていただける喜びと応援して下さった方への感謝を忘れず今後とも生涯の修行を続けたいと思います。
師範、のぞみ先生、師範代、長野先生、諸先輩そして道場生のみなさんありがとうございました。押忍
※兵庫中央支部情報はこちらよりご確認下さい。