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滋賀中央支部 堤正彦 初段昇段レポート(2022年11月20日)

2023.01.30
昇段レポート

まず初めに、この度昇段審査を受審させていただく機会をいただきました遠江大支部長、中島幸作先生、中島健作先生、そして道場生の皆様にまずは感謝御礼申し上げます。 
               
私は新極真会に入会させて頂きまして約9年という月日が経過しました。
それまでは伝統派空手を経て他道場にてフルコンタクト空手を学んでおりました。
そちらでも昇段審査も受けましたが、やはり自分の中で色々と納得いくことができず、改めて新極真会に入会し直し白帯から始めさせて頂いた次第です。

新極真会に入会して私の最も感動したところは先生方の空手への情熱、稽古、指導における熱心さです。
道場生の皆様も皆熱く稽古に励んでおられました。
触発された私自身、誰にも負けない気持ちで稽古を積み重ねてきました。

また、試合にも出場させて頂き地方大会ではありますが何度か優勝、入賞をさせて頂く事もできました。

昇級審査においても、もちろん受審させて頂き、級をあげて行きました。
1級を頂いた時、「今度は昇段ですね」先生にそう言われてから数年経過してしまいました。
私の中での自信の無さ、まだまだ納得いかない部分も多かった、というのが理由です。

当たり前ですが、時間は経過するもので私は40も半ばを過ぎ、気付けば今年50歳となりました。
人生の節目でもある今年、ようやく昇段審査を受けさせていただく決心をつけました。

いざ昇段審査に向けて私が改めて初心に立ち帰り、基礎から見直すことから始めました。
基本稽古、移動稽古での細かい体の動き、型に取り込まれた動きの意味を知る、技の緩急、また組手における様々な動きなどなど課題は山積でした。
中でも基礎体力でもある補強運動においては、体力の無さに我ながら愕然としました。

審査当日までは色んな部分で不安ばかりが頭の中をよぎり、結果稽古に反映するという負のスパイラルを体感ました。
しかしそんな時にも、先生の温かいお言葉や指導に大変励まされました。
もちろん道場生の皆様にも大変激励をいただき受審時のお力添えを頂いたのには間違いありません。

そしていよいよ審査当日を迎えました。
朝起きた時点で非常にリラックスできており、体がいつも以上に非常に軽く感じられました。

まるでどこか吹っ切れたような気分でした。
審査では基本稽古から丁寧に行うことを心がけました。
問題のあった補強運動の審査も何とかパスする事ができました。
最後に残っているのが10人組手。
この段階で体力的にはかなり厳しい状況でした。

そんな中連続組手が始まりましたが、お相手いただく皆様の熱い思いに突き動かされるように組手は進みました。
試合とは異なる緊張感の中、ようやく半分を超えた辺りからは体力的にも精神力的にもかなり厳しい状態となりました。

その時に感じたことはこの状況を打破する精神力と知恵、経験こそが有段者のあるべき姿なのでは、という事です。
そう実感した後は全てを注ぎ込む勢いで残りの連続組手を終えることができました。

全てを終えた辺りの記憶は今では朧げになってしましましたが、一つ言えることは自分自身との戦いでもあったということです。
困難や逆境を力に変えて、道を切り開くことが出来たのは私の人生においても大きな意味を持ちます。
空手を通して人生の在り方をも考えさせていただく機会に恵まれた私は非常に幸運かと思います。

改めまして、本日昇段審査という機会を与えていただいた遠江大支部長、中島幸作先生、中島健作先生を始め多くの先生方、道場生の皆様、本当にありがとうございました。
今後は皆様の名に恥じぬよう引き続き新極真会にて自身の研鑽、後輩への指導を行って行く所存です。

本日は本当にありがとうございました。

※滋賀中央支部の情報はこちらよりご確認下さい。


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