この度、昇段審査の機会を与えていただき、誠にありがとうございました。
私が新極真空手を始めたのは平成23年の2月、33歳の時でした。
会社の同僚の方に、一緒にやってみないかと声をかけられたのが始まりでした。
最初は礼節や基本も上手くできず、続ける事ができるか不安でしょうがありませんでした。
初めて試合に出場したのは入門してから約2年後でした。
無我夢中で試合をし、終わった後は内容をよく覚えていないような感じでした。
それから1年に1回くらいの頻度で試合に出場していたのですが、全然勝つことができず何となく「自分はこんなものだろう」と思っていたのですが、ふと、自分は一体いつまで空手をすることができるのだろうかという考えがうかんできました。
この先いつか空手ができなくなった時、悔いなく終われるのかと自問自答しました。
今のままだととてもそう思えないと考え、稽古に行ける日を増やし、試合にもできるだけ出場するようにしました。
そして何年か経過し、今回佐藤師範から「昇段審査を受けてみませんか」と声をかけていただきました。
最初は本当に自分が審査を受けても良いのかと思いましたが、せっかく声をかけていただいたのだから、全力で取り組んでみようと思い基本や移動稽古、型を1から見直し苦手の動きを少しでも減らそうと稽古をしてきました。
昇段審査当日は早めに道場に入り体をほぐして臨んだのですが、やはり緊張がすごく思うように動けませんでした。
最後の10人組手の頃には体力は底をつき気力だけで立っていたのですが、先輩方や仲間の皆様に応援をしていただき最後まで立っている事ができました。
黒帯に合格させていただいたこれからも、初心を忘れずに日々精進していきたいと思っています。
最後になりますが、日々指導していただきました佐藤師範、先輩方、一緒に汗を流している道場の皆様、支えてくれた家族にこの場を借りてお礼申し上げます。
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