この度は、昇段審査を受審させて頂き誠にありがとうございました。
私が空手を始めたのは5歳の時でした。
母に連れられて見学に行き、すぐに入りたいと言ったことを覚えています。
あれから15年の月日が流れ、幼い時から一緒に稽古をしてきた仲間は、進学や就職などで空手を辞めていき、同期の道場生は私1人だけになりました。
私が入門時から通っている「高松東道場」では、道場開設以来15年間誰も黒帯になった人はおらず、初の黒帯になれるように稽古を重ねてきました。
受審の許可を頂いてから約8ヶ月の間、昇段審査向けの稽古や、細かいアドバイスなど、原内師範は私の合格のために多くのご指導をしてくださいました。
また、私の昇段審査に向けての稽古に付き合ってくれた後輩達の存在も大きく、特に組手の稽古ではお互いを高め合うことが出来ました。
昇段審査当日は不安と緊張で押し潰されそうになりましたが、これまで稽古し続けてきたことに自信を持って、全て出し切る思いで審査会場に向かいました。
1次審査で合格を頂き、迎えた2次審査では、まず棒術と一本組手の審査があり、最後に10人組手の審査がありました。
10人目は、同級生の1番の稽古仲間が対戦相手でした。
既に限界を超えていたいましたが、彼が鼓舞してくれ、そして大きな声援に胸がいっぱいになりながら最後までやり遂げることが出来ました。
その後の合格者発表の際、名前を読み上げられた時にはあまりの嬉しさに笑みが溢れました。
仲間の存在が私の支えとなり、合格できたのだと強く実感しました。
最後になりましたが、ご指導していただいた原内師範、上池師範代、松葉師範代、一緒に稽古をして頂いた先輩方、同輩後輩に感謝申し上げます。
15年間空手に通わせてくれた両親には感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました。
これからは黒帯としての自覚を持ち、後輩達の手本になれるように、また強い人間になれるように日々精進し続けたいと思います。押忍
※新極真会香川中央支部の情報はこちらよりご確認下さい。