この度は、昇段審査を受けさせて頂き、誠にありがとうございます。
初段の審査から12年が経ち、岐阜支部としての変化や、それに伴っての審査内容の変化もありました。
審査を受けるにあたって、改めて基本稽古、移動稽古、型稽古の技、運足、立ち方、引き手、重心、呼吸など一つ一つ正確に行うこと、組手につながることを意識して稽古しました。
また、体力・精神力の向上にも取り組みました。
しかし、審査直前に体調を崩してしまい、体調、体力の不安、緊張、そして、先輩たちがいる中で、本当に自分が審査を受けていいのだろうかという葛藤の中で、当日を迎えました。
それでも、「受ける、やるだけやる」と決めて、審査に臨んでいたつもりでしたが、無意識のうちに、気合も小さく、技のキレや、力強さもなくなっていて、久野支部長に、「覇気がない、本当に昇段したいと思っているのか」と、お叱りを受けてしまいました。
それでも、組手までやるチャンスをくださり、組手前にも𠮟咤激励を頂き、「このままでは弐段にふさわしくない、全力で力尽きてもやるしかない」と自分を奮い立たせ、組手に挑みました。途中、弱気な自分が出てきそうになりながらも、なんとか最後までやり抜き、合格を頂くことができました。
合格にはなったもののまだまだ不安定で、慢心していた自分に気が付きました。
それと同時に、ずっと嫌々やっていた空手が、自分の中で特別なものになっていたことにも気が付きました。
これからも、帯にふさわしい存在になれるよう努力し、終わりのない道を歩いて行こうと思います。
最後に、空手を始めてからずっとご指導してくださっている新野先生、一緒に稽古している先輩方、道場生、十人組手の練習に付き合ってくれた方々、私を空手の世界に入れてくれたお母さん、そして、ずっと続けてきた私に、改めてありがとうございます。
これからもご指導よろしくお願いいたします。
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