この度黒岡八寿裕師範より昇段のお許しを頂き誠にありがとうございました。
私が空手を始めたきっかけが、長男のおとなしく、気の弱い性格を少しでも克服できればと思い空手を勧めたところ、長男は見学に行きたいと言ったので、見学させて頂き入会しました。
黒岡師範、また指導員さんのご尽力を頂き長男も楽しく稽古に通っていました。
当時私は趣味もなく、運動もしていませんでしたが、子供が楽しく稽古にいく姿を見ているうちに少し空手に興味を持ち、自分も空手を習ってみたいなと思うようになり、子供と同じ岩出道場に入会させて頂きました。
それから稽古に通いはじめて数年が経ち、長男の稽古に行く姿に変化が現れ始めました。
あまり稽古が楽しくないような面持ちに変わってきているなと気づきました。
それで子供に空手の稽古楽しくないの?と聞いたところ、長男が、ぼくは他人を殴るのも、殴られるのも嫌だと返事が帰ってきました。
その時私は子供に伝えました。本当にそういう気持ちなら空手を辞めていいよ、殴られるのが嫌であれば殴られないよう稽古すればいいけど、人を殴るのが嫌であれば仕方がないと。
私はそれぐらい長男が、優しい気持ちを持っているんだと解釈しました。
そこで私は親として、長男ができなかった空手を通じ、優しい心や、思いやり、強い心を持てるんだよと、伝えることができればと思い、昇段するまでは頑張りたいと思いました。
長男に、みんなに助けてもらって何とか昇段したよ伝えたら、おめでとうと言ってくれました。子供の本心はわかりませんが何か感じる事があっただろうと。
これを機に長男も何かに興味を持ち、人にやさしく、思いやりがあって、強い心を持てるようになればと思います。
しかしながら、自分も何も達成する事はできていませんが、少しずつでも自分の目標に近づけるよう、これからも空手を通じ精進していきたいと思います。
今回昇段審査では先輩、同僚、後輩、皆さんに助けて頂きましてありがとうございました。
黒岡師範、滝先生、松田指導員様、木下指導員様、分支部長の先生方、初めて指導していただいた津村指導員様この度は本当にありがとうございました。
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