深谷師範から「来年は還暦ですね、弐段を受けてみますか」と声を掛けられたのが2023年の年末でした。まさか自分程度の人間が弐段受審のお許しをいただけるとは思ってもいなかったので非常に驚きました。
しかし、年齢的にもこれが昇段審査を受けられる最後のチャンスかも知れない、また自分達が弐段に昇段できれば後輩達にも道が開けるという思いも巡り、その場で受審させていただきますと答えていました。
初段に昇段したのは5年前のこと。初めて黒帯を締めた時の感動は今でも忘れられません。それからの5年間で空手に関わる環境が大きく変化しました。最初にひたちなか本部道場の壮年部指導員を拝受し、その後分支部道場を2か所持たせていただき、毎週末ほぼ休みなく空手に関わる生活を送るようになっていました。
しかしそれはとても充実した5年間でした。活動の場が拡がることで多くの子供達やそのご父兄、他支部の諸先輩方と知り合うことも出来ました。しかし、その交流の中で人との関わり、空手指導の難しさを改めて知ることとなり、還暦を目前にして多くのことを学ばせていただいております。
今回の審査では体力的にも非常に苦しみましたが、最後まで完遂する力を与えてくれた壮年部の仲間達、各道場の子供達、ご父兄の皆様、肩を痛めながらも共に審査に耐え抜い
てくれた同朋の川崎弐段に感謝申し上げます。
また審査後、「次の昇段に向けてこれからも頑張って下さい!」と深谷師範からお声がけをいただきました。そのお言葉が次の目標となり、日々精進の糧となります。私の様な
怠惰な人間は、明確な目標がないと努力出来ないことを今回の審査を通して痛感しました。
今回弐段昇段と言う素晴らしい機会を与えて下さり、またこれから還暦を迎える人間に新たな目標を与えて下さった深谷師範と新極真会に心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。押忍!
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