この度は昇段審査を受けさせていただきありがとうございます。
私は3歳の時、「先生の話をちゃんと聞く」という条件で兄と共に空手を習い始めました。
しかし、入門してからは寝ながら移動稽古、型稽古の際、横で見学しているのに寝てしまうことや、試合になるといなくなること。果てには中学生になる頃にはただでさえ行っていなかった稽古にも部活や怪我を理由に行かなくなることがあり、仮にも真面目だったとは言えません。
こんな調子ではもちろん試合で入賞することなんて滅多になく、これまでの累計でも私は片手で数えられるほどしか入賞できませんでした。
そんな私でも、空手を通じて学んだことがあります。
それは「人との接し方」です。私は入門してからこれまで、たくさんの人に迷惑をかけてきました。
しかし、周りの師範方や大人、先輩の皆さんは、優しく、ずっと私を見守り、時には指導をしてくださいました。
そうした環境に恵まれて育ったからこそ、後輩に「どうしてそんなに優しいの?」と聞かれることのできる人間に育つことができたのだと思います。
こんな私も高校卒業を迎え、師範より昇段審査のお誘いを受け、昇段審査に望むことを決意。
審査までの間、できるだけ稽古を積みました。ただ、もとより持久力がなく、筋力もそれほどないことを実感していたので、とてもきついものでした。10人組手でも、序盤に体力が尽きてしまい、相手や周りの応援してくださる人達の声にとても助けられ、励まされました。
これからは徳島西南支部のたくさんの方々に教わったことを胸に、新天地でも自分なりに精一杯努力しようと思います。
最後になりましたが、入門してからの14年間ずっと支えてくれた家族、友人、先輩方。そして黒帯まで導いてくださった師範の皆様方、本当にありがとうございました。押忍
