この度は、昇段審査の機会をいただき、そして昇段のお許しをいただきありがとうございます。
空手をはじめる前の私にとっての黒帯は、ただただ憧れの対象であり、自分が締めることがてきるなどとは、夢、妄想でしかありませんでした。
空手をはじめてからも現実感のないものでしたが、昇級を順にさせていただき、だんだんと意識するようになりました。
3級をいただいた頃から、諸先輩方、仲間の皆様の声援もあり、より強く意識するようになったと思います。
そして、色々とありましたが、昇段にむけた厳しい稽古と、厳しい昇段審査をなんとか乗りこえることがてきました。
このことは、私自身の人生の大きな宝、誇りとなり、これまでの自分の頑張りを含めて、かけがえのないものになりました。ありがとうございました。
私は、若いときから、心身共に虚弱で、とにかく体調を崩しがちで苦労をしていました。
40歳半ば、色々なことが重なり、メンタルの関係で、会社を長期で休職することになってしまいました。
このままでは自分が駄目になる、人生が終わってしまうと思い、何か精神鍛錬をしようと考えました。
それには、武道が心身共に鍛えられると考えて、新極真会へ入門しました。
入門して、実際に稽古がはじまると、私は全くついていけませんでした。
体重が90kgをこえ、メタボ関連等、会社の健康診断はことごとくひっかかり、肥満で、体力、スタミナのなかった私は、基本稽古から、息があがってしまいました。
また、基本稽古の動作が覚えられず、大月師範代に大変お手数をおかけしました。
後日談ですが、周りからは2、3ヶ月で退会するのではないかとささやかれていたそうです。
自分自身も、続けられるのかなぁとあきらめの気持ちがわいてきました。
しかし、見学、入門と勇気を振り絞ったのに、ここで退会したらもったいないと思い、週1会員でしたが、まずは1年続けようと決意しました。
この時にあきらめなかったことは、よかったと思います。
その後、毎回、緊張しながらも自分自身を奮い立たたせ、稽古に参加することができました。
また、少しづつ、自分への自信へ繋がっていきました。
1年がたち、北道場で指導されている山本先生から、週1から一般会員へ変わってはどうかとのお話をいただきました。
少し自信はなかったのですが、稽古も少しづつ慣れてきたこともあり、変更していただき、北道場の木曜と土曜の稽古に参加するようになりました。
昇級することへのモチベーションもでき、週2も、なんとか続けられるようになりました。
さらに、山本先生から声をかけていただき、大月師範代の水曜の東道場の稽古に参加、そこから、徐々にではありますが、火曜の中村道場、金曜の中道場と週2から週5まで増えていきました。
ただ、週5は私にとっては稽古をこなすだけで、疲労を蓄積させるだけとなってしまったため、見直して、審査前の約2年半は、火曜の津島道場(山本師範)、水曜、金曜、土曜の週4のペースで稽古に参加しました。
入門から、昇段審査までの約9年弱ですが、当初の自分からしたら考えられません。
ここまで頑張ってこられたことは、空手だけでなく、実生活や、仕事、そして、人生の大きな糧として、自分の支えとなっていると感じています。
現在、体重も80kg程まで落ち、健康診断で引っかかっていたものも、かなり改善されました。
2、3ヶ月で退会するのではないかとささやかれていた私が、ここまで続けられたのは、道場の皆様のおかげにほかありません。
入門よりこれまでずっと、あたたかく見守り、いつも親身になって接していただいたことが、私の支えとなり続けられることができました。
昇段審査の直前の自主練に、自分のことのように付き合っていただけました。
自分独りでは、決して、昇段審査までたどり着けませんでした。このようにこれまでずっと支えていただいた道場の皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。
あらためまして、これまでご指導をいただいた山本師範、大月師範代、高田師範代、山本先生、各道場で一緒に稽古に励んでいただいた先輩の方々、道場生の仲間の皆様、本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
この間、大月師範代より、幾度となく「意識して稽古にのぞむように」とお話をいただきました。
頭のてっぺんから、指の先まで意識するように。意識しないで稽古にのぞんでいたなら、何回稽古に参加しても意味がない、上達しない、と厳しいお話もいただきました。
その時の私は、わかった気になっていたり、何がいけないのかよくわかっていなかったと思います。
厳しい昇段審査まで稽古の中で、意識するというのが、こういうことなのかと、ようやく実感できた気がしました。
この実感を大切にしつつ、稽古の一つひとつに向き合いながら、これからは、黒帯として恥じぬよう精進してまいります。
今後ともよろしくお願い致します。押忍