この度は、昇段をお許しいただきありがとうございました。
私はブラジル生まれ、日本育ちです。
いとこの西村イサミ(現ブラジル支部長)の影響で空手を始めました。
空手に出会ってすぐに魅力を感じ、日本人選手やブラジル人選手の組手を見ながら練習を重ねました。
ブラジリアンキックや胴回し回転蹴りも、その中で身につけた技の一つです。
空手は単なる技術だけでなく、礼儀や思いやり、先輩への敬意といった武道の精神を教えてくれました。
一方で、これまでの道のりは決して順調ではありませんでした。
膝の大きな怪我やアキレス腱断裂、胸の怪我など、幾度も負傷を経験し、長期間稽古から離れることもありました。
それでも、空手をやめようと思ったことは一度もありません。
再び稽古に打ち込み、黒帯の昇段審査に挑戦することを決意しました。
約2年間準備を続けてきましたが、毎回審査直前に怪我をしてしまい、思うように進まない時期が続きました。
さらに今回の審査前には、16年間共に過ごした愛犬を亡くし、精神的にも大きな試練となりました。
それでも前を向き、最後までやり抜くことができました。
これまでご指導くださった加藤大喜先生、山本和也先生、花田亨治先生、江崎善太先生、そして大和道場、一宮道場・稲沢道場・津島道場の道場生の皆様に心より感謝申し上げます。
また、昇段審査を許可してくださり、根気強くご指導くださった山本健策師範に深く感謝申し上げます。
そして何より、家族の支えがあったからこそ乗り越えることができました。父、母、妻、西村コウイチ、西村イサミ、西村リュウに心より感謝しております。
この合格はゴールではなく、新たなスタートです。
今後は初段としての自覚を持ち、これまで以上に稽古に励むとともに、良き先輩として空手の精神を伝えていけるよう精進してまいります。押忍