この度は昇段の機会を頂きありがとうございます。
審査という目標を持って改めて細かい動作を再確認することで初心に還り、意識向上に繋がる良い刺激になったと感じています。
高みを目指すタイプでもない現状に満足してしまう自分は今までずっと、意欲的に次のステージに挑戦する仲間に背中を押されてここまで来ました。
4年前に弐段を頂けただけでも十分過ぎる位だと思っていたので、今回参段に挑むなど全く頭に無く恐れ多いと考えていました。
が、同年代やそれよりはるかに年齢が上の仲間が勇往邁進する姿に気持ちを引き上げて貰い挑戦する決断をし、審査に向けての稽古に取り組みました。
近くにあった道場に3歳と7歳の息子を入門させたのが空手との出会いで、自身も入門に至り20年も続けられるとは。
私は生まれつき股関節が悪く、足に悪いとされる衝撃や負荷のかかる生活や運動は避けて長年過ごしてきた為、そんな自分が、空手を始めたのも、続けていることも、客観的に見て未だに不思議な感覚でいます。
ともすると身体に不具合が出たり、体力も下降線を辿りがちな年代。
覚えが悪いのに忘れるのは早い情けない状況に、若い子達と同じようにはいかず凹む事も多々ありますが、動ける体はこの先の人生の健康を維持する為にも絶対に必要と考え、1日でも長く《継続は力なり》の言葉を信じ稽古を重ねてゆく所存です。
これまで長きにわたり続けてこられたのは理解のある家族と環境、稽古を共にする仲間に恵まれていたお陰だと思っています。
いつも指導いただける師範をはじめ先生方や仲間に感謝し、微力ではありますが得た知識を指導員として道場生に伝え、段位に恥じぬよう心技体を意識し共に成長してゆけるよう精進いたします。押忍
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