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2022ユースジャパン強化合宿 最終日

2022.11.21
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11月18日~20の日程で、17回目となるユース・ジャパン強化合宿が山梨県の富士緑の休暇村で行なわれた。2019年以降はコロナ禍により休止、規模縮小を余儀なくされていたが、3年ぶりに従来の3日間の日程で開催。全国の支部・道場から、200名を超える金の卵が富士山の麓に集結した。
強化合宿最終日も2日目と同様に、午前6時から休暇村体育館で中学2年生以上を対象とした早朝稽古が行なわれた。

稽古前には奥村幸一選手強化副委員長が「合宿は8合目まで来ていますが試合と一緒です。最後に出し切る。送り出してくれた人のために、家に帰った時に『いい顔をしている』と分かるくらいがんばってください」と気合いを注入。寒風吹きすさぶ夜明け前の中、ジャージーに身を包んだ選手たちは入念なストレッチで体をほぐすと藤田春人主将先導のもとランニングで体を温めた。

 ランニングが終わると、すぐさま塚本徳臣強化委員が体の中心面を意識した組手における体の使い方を指導。昨日のような補強運動ではなく、最終日は稽古や試合に役立てることのできる貴重な技術指導の時間が設けられた。

 朝食を挟んで行なわれた午前稽古は、組手を中心に据える形で構成された。小学生とU-19、中学生の2班に分かれ、それぞれが交互に2分×3本の組手稽古で今回の合宿で学んだ技術と精神を再確認。奥村選手強化委員長だけではなく各強化委員やコーチ陣が熱い檄を飛ばす中、選手たちが試合さながらの組手で魂をぶつけ合った。


 組手稽古で徹底的に追い込んだ後は、選手の体力を最後まで搾り取るようにサーキットトレーニングに移行。ハイジャンプ、拳立て伏せ、ジャンピング・スクワット、Vシット、その場飛びで一回転、ジャンピング・プッシュアップ、バービー、背筋、ダッシュの各項目20秒を1セットとし、ノンストップの3セットで強化合宿のすべての稽古メニューを締めくくった。

 解散式では塚本強化委員がユースメンバーに対し、JFKO青少年大会、JFKO全日本大会、ドリームフェスティバルでの全階級制覇、そして全日本大会、世界大会での王座死守への思いを託すと、続けて今合宿で男女の主将を務めた藤田春人、冨村日花が伝統継承の理念を引き継ぐことを宣言した。

 コーチ陣を代表してマイクを握った入来コーチは、ユース選手たちを激励するとともに全日本大会での王座死守を約束。最後は奥村選手強化副委員長が合宿開催に尽力した新極真会事務局スタッフらの労をねぎらいつつ、選手たちには周囲のバックアップに感謝することの大切さを説いた。

 新型コロナウイルスの感染拡大により3日間の行程で開催される強化合宿は3年ぶりとなったが、最終的には例年を上回るような熱気に包まれた。4年後、8年後の未来を担う“未来の日本代表選手たち”にとっては、何物にも代えがたい貴重な時間となったに違いない。


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