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第13回世界大会 型日本代表強化合宿 二日目

2023.09.04
新極真会ニュース

9月2日~3日の2日間にわたり、第13回世界大会で初開催される型の日本代表強化合宿が開催された。男子主将の渡邊大士、女子主将の将口恵美、選抜戦のカラテドリームフェスティバル2023を制した田中健太、田中利奈をはじめ、合計16名の日本選手団が藤原康晴監督、外舘慎一コーチ指導のもと、稽古で汗を流した。最終日となった3日は、スポーツラボ芝浦で稽古が行なわれた。




2日間の合宿の最終日となるこの日の冒頭、藤原監督は「昨日の疲れも残っていると思いますが、今日もがんばっていきましょう」とあいさつ。外舘コーチは「今日は最終日なので充実した稽古にしていきましょう。しっかり学んで各道場に持ち帰って調整してください」と続けた。



その後は型日本代表チームのために作成されたオリジナルの横断幕がお披露目され、監督・コーチ、選手から拍手が起こった。



稽古は前日に行なった撃塞小、征遠鎮、十八の復習からスタート。選手を代表して田中利奈が演武者となり、外舘コーチが作成したチェックポイントをもとに注意点などを解説していった。目を開けるタイミングや結び立ちの足の角度に始まり、一挙動一挙動を分解し詳細な指導が行なわれた。



撃塞小、征遠鎮、十八ともに田中利奈の演武による外舘コーチの解説→全体での号令ありの稽古→全体での無号令での稽古という流れで行なわれた。その後は世界大会準決勝の指定型である観空に移行。それまでと同じように、田中利奈を演武者とした外舘コーチの解説、号令あり、無号令での稽古が行なわれた。





合宿の総決算となる午後稽古では、世界大会決勝戦の指定型である五十四歩の稽古を行なった。まず号令ありで行ない、続いて午前稽古同様に田中利奈が演武者となり、外舘コーチがポイントを解説した。続いて全体で号令あり、田中利奈が演武者となって外舘コーチが強弱や緩急の解説、全体での無号令2回、号令ありと移行し、その後は個人稽古の時間が設けられ、五十四歩で見つかった課題を重点的に見直した。反省点を踏まえ、最後に無号令で2回、五十四歩を稽古した。

稽古の最後は実戦に近い緊張感を持つために、試合同様ふたり横並びになって一回戦の指定型である撃塞小から五十四歩まで順番に型を行ない、2日間の稽古が終了。解散式では藤原監督、外舘コーチが合宿の総評を述べた。


「1泊2日と短い合宿でしたが、昨日の最初に見た時よりもみんなの型は数段うまくなっています。外舘コーチがつくってくれたチェックポイントを見直して、道場で自分の型を見てもらって、さらに完成度を上げて世界大会に臨んでください。今までは個人の闘いだったのが今度は日本を背負っています。その分プレッシャーが大きいと思いますが、それに負けずにがんばってください」(藤原監督)
「藤原監督がおっしゃったように、合宿の最初から比べると見違えるように上達したと思います。日本が男女ともに優勝するのが目標なので、これから一人ひとり精いっぱい稽古をして東京体育館の舞台に臨んでください。世界大会の重圧はすごいので、そういう重圧にも耐えられるだけの精神力を身につけてください」(外舘コーチ)

それを受け、男子主将の渡邊大士、将口恵美がそれぞれ決意を述べ、全日程が終了した。

「1泊2日と短い時間でしたが、このような合宿を開いていただきありがとうございました。細かいところまでご指導をいただき、とても充実した時間を過ごすことができました。型は組手よりいっそう自分自身との闘いになりますが、教えていただいたことを復習して日本の型をつくり上げて、当日を迎えたいと思います」(将口)

「今回、このような素晴らしい環境で合宿を運営、サポートしていただいた小井事務局長をはじめ、事務局のみなさま、メディアのみなさま、本当にありがとうございます。また、自分ではわからない細かいところまでご指導をいただいた藤原師範、外舘師範、本当にありがとうございます。この合宿で経験したことを持ち帰って、人生をかけてしっかり稽古して当日を迎えたいと思います。必ず男女とも王座を獲って上位独占したいと思います」(渡邊)


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