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エヴェンタス・グザウスカス:日本人選手に対する戦略を磨く ことに多くの時間を割きました。

2023.10.10
新極真会ニュース

世界ウエイト制大会で重量級を制し外国人選手の新たな顔となったエヴェンタス・グザウスカスが、フルコン最高峰のタイトルに王手をかけた。最強外国人の称号でもあるゼッケン1を背負い、世界大会の歴史を塗り替える。

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——昨年9月に開催された世界ウエイト制大会では決勝戦でマシエ・マズール選手に勝利し見事、重量級を制覇されました。あらためて階級別の世界一に輝いた大会を振り返ってもらえますか。
グザウスカス 課題がなかったと言えば嘘になりますが、全体的にはよい印象が残りました。世界ウエイト制大会に向けて優勝することだけを考えて調整を続けていましたので、自分の目標を達成することができてうれしく思います。

——強敵が集ったトーナメントを勝ち上がり、目標を達成することができた最大の要因は何だと思いますか。
グザウスカス 厳しい稽古を積み重ねましたが、事前にケガをすることなく調整を進めることができたことと、大会の当日にコンディションのピークを持ってくることができたことが要因だと思います。ただ勝ち上がりは私が予想していたものとは違いました。私は二回戦で落合光星選手、三回戦ではイリヤ・ヤコブレフ選手と対戦すると思っていました。

——各大会でリトアニアの選手の活躍が目立っています。その要因についてもお聞かせください。
グザウスカス 私たちリトアニア連盟の空手に対する集中的な取り組みはもちろんですが、コーチ陣の指導力、その指導に応える私たち選手の献身性が要因となっていると思います。

——世界大会が目前に迫ってきました。さまざまな思いがあると思いますが、今の心境はどのようなものですか。
グザウスカス 私は心から世界大会に参加することを楽しみにしていますし、最終調整の期間となる今はケガをすることなく試合の中で最大限の力を発揮することを目指しています。

——空手を修行していく中で、あなたにとって世界大会は、どのような位置づけに なるでしょうか。
グザウスカス 世界大会は空手という競技の中で最も重要な大会です。昨年、世界ウエイト制大会を制することができたことを思うと、今大会でも自分が高いパフォーマンスを残せることを期待しています。

——新型コロナウイルスのパンデミックやウクライナ危機など世界情勢が不安定な中、このタイミングで世界大会が開催されることについて、どのような思いを持たれていますか。
グザウスカス 現在、私たちの友人である国家が苦難の時期を迎えています。ウクライナがこの戦争に屈することなく、一日も早く自由を取り戻すことできるよう心から願っています。

——では世界大会に向けて、主に稽古の中で取り組んできた課題は何でしょうか。フィジカル面、メンタル面、そして技術的な側面などで、焦点を当てたポイントを教えてください。
グザウスカス 世界大会で優勝するなどの大きな成功を収めるためには、私生活のさまざまな側面を犠牲にする必要がありました。つねに世界大会に向けての準備を続ける中で、大会直前はとくに日本人選手に対する戦略を磨くことに多くの時間を割きました。

——週にどのくらいの稽古を行なっているのでしょうか。週の稽古スケジュール、1日あたりの稽古時間を教えてください。
グザウスカス 私は週に8〜10回のトレーニングセッションに参加しています。朝のセッションは通常、有酸素運動を行ない、夜のセッションは道場での稽古とジムでのワークアウトを交互に行なっています。さらに週に1回、マッサージセラピストを訪問し、ケガを防ぐために理学療法を受けています。

——充実した稽古を積んでこられたようですが、あらためて世界大会で勝つために必要となるものは何でしょうか。
グザウスカス 絶対に勝つという決意、スムーズな事前準備のプロセス、そして試合中のケガを最小限に抑えることが必要でしょう。

——グザウスカス選手自身が考える、他の選手より勝っている部分はどこにあると思われますか。
グザウスカス 勝利を収めるために必要なことのすべてを、私はこれまで各大会の前に一貫して行なってきました。絶えず一貫して行なってきたこと、それが私の中での自信になっています。

——男子選手に限れば、世界大会では過去のすべての大会で日本人選手がチャンピオンに輝いています。こうした結果をもたらしている日本人選手の強みは何だと思いますか。
グザウスカス 空手は日本の伝統的な武道ですので、優れた道場がたくさんありますし優秀な選手もたくさんいます。それらの要因が、男子選手が王座を守り続けるという成功に貢献しているのでしょう。

——トーナメント表をご覧になっての、率直な感想はどのようなものでしたか。
グザウスカス 大会の前に組合せの透明な評価システムが開示されるべきです。その意味では、事前にヨーロッパの理事を交えてトーナメント編成会議が行なわれたのは、とてもよいことだと思います。私の考えでは最高評価の選手の初戦の相手は、ウクライナやポーランドなどの最も強力なヨーロッパ諸国の対戦相手となるべきではないということです。

——では最後にあらためて世界大会に向けての決意をお願いします。
グザウスカス 綿密な戦略を立てることが重要になります。同じ機会が4年後にしか訪れないことを考えると、今大会に最善を尽くすことが求められます。必ず優勝することができるように、大会ではベストを尽くしたいと思います。
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