道場はテストだ
最初に空手を始めたのは、高校1年生の頃で、それまで私は基礎的な運動をまったくしたことがなかったので、初めて基本稽古をしただけで、気分が悪くなったりしました。また、人見知りが激しく対人関係が苦手で、なかなか道場へ行くことが少なく、技を覚えることができなくて、先輩方に怒られることもありました。
私は「技を覚えようとしない自分が悪いんだ」と言い聞かせ、「家では反復練習、道場では日頃の稽古をしているかどうかのテストだ」と思い直し、稽古をしていきました。道場へ行く回数も週3回にすると、空手の基本的な部分も、人間的な部分でも未熟なところがいろいろと見えてきて、「これが苦手な技だから、反復練習をしていこう」と継続していき、昇段審査を受ける日が来ました。
1週間前から移動稽古、型を何回も繰り返して稽古してきましたが、「これで間違えたらどうしよう」と思うプレッシャーが強く出てしまいました。基本、移動、型の注意を受けながら何とかやってきましたが、無理かと思った最後の10人組手も自分の気力を信じて、完遂しました。
すべての審査を終えて初段に合格しましたが、審査を通じて私の人間的に未熟なところ、また度胸のないところがまだまだあると痛感しました。これからは黒帯を締めて、空手をやっていきますが「家で反復練習、道場は日頃の練習をしているかどうかのテストだ」と自分の考えは変えず、今までのようにやっていきたいですし、稽古を通して自分なりに答えを出しいこうと思います。
最後に私のような未熟な人間に道場の稽古と昇段審査の機会をいただいた大阪北支部のみなさんありがとうございました。
押忍
大阪北支部
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