皆様、日頃は新極真会の発展に向けて温かいご支援とご協力をいただき、誠にありがとうございます。春になりました。
まさに桜の季節真っただ中です。総本部のある東京では、今まさに桜は満開で、何やら新しい物ごとの始まりを予感させるような、また桜の淡いピンクに心が和むような、そんな気持ちに包まれてきます。皆さんは、世界中の各地でどのような今をお過ごしでしょうか。健やかな日々を過ごされ、充実の瞬間を重ねられることを祈念いたします。
さて、2017年にカザフスタンで開催されます全世界ウエイト制空手道選手権大会に向けて新極真会は始動しています。日本では5月21日、22日に開催される第3回全日本フルコンタクト空手道選手権大会を日本地区代表の第一次選抜として位置づけ、体重別世界一の栄誉を賭けた熾烈な戦いの火ぶたが切って落とされます。世界各地域でもこうした予選が本格化してきます。今、この瞬間、この予選に参加する選手全員に世界王者を勝ち取るチャンスがあります。絶対に予選を勝ち上がってこの世界大会に出場する、そして自分が優勝して必ず世界一になる、と強く決意して各地区の予選に挑んでいただきたいと思います。しかし、その決意には行動が伴わなければなりません。そう、稽古です。稽古あるのみ。世界で一番厳しい稽古に自分自身を追い込んでいく。そうした修行、苦行の日々を一日一日積み重ねていかなければなりません。稽古の瞬間もそう。どんなに苦しい局面に遭遇しても決してあきらめない、そんな気持ちを一瞬一瞬積み重ねてほしいと思います。こうした世界一を目指す気概をもった空手家同士の戦いが観る者に感動を与えていくのです。世界中の選手の皆さんに奮起を期待しています。がんばってください。
また、本年8月6日、7日にはカラテドリームフェスティバル2016国際大会を開催します。これまで、本大会は空手を修行するすべての会員を対象として、年齢別、男女別、体重別、種目別に階級を細分化して行う上級者向けの選手権でしたが、今大会より従来の階級に加えて、初中級者を対象とした新人部門を新設することが決定しました。大会名称の変更(旧称:ドリームカップ)も含めて、今後、本大会の詳細が確定次第に皆様にご案内してまいります。今年は海外支部からの出場申し込みを受け付けることから、全方位の空手家を対象にした真夏の夢の祭典が実現することとなり、出場者数も2000名を超えるメガトーナメントにスケールアップすることでしょう。一人でも多くの選手の参加を期待しています。
最後になりますが、先日、マカオに道場が新設され、新極真会は93の国と地域が加盟する組織に成長を遂げました。近年のアジア地区の活動は非常に活発です。2013年に加盟したグアムでも情熱的な支部活動がなされているとの視察報告をうけ、大変うれしい限りです。目標の100か国の実現までもう一息ですので、皆さんの力でこの目標を必ず実現してまいりましょう。押忍
新極真会代表
緑健児