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東京城南川崎支部 浅野千晶 初段昇段レポート(2022年4月17日)

2022.05.23
昇段レポート

この度は、昇段審査の受審をお許し頂き誠にありがとうございました。

私は元々、他流派で黒帯を取得しており当時は競技選手としてたくさんの大会に出場し、毎日必死で稽古をして全ての大会で優勝したいと明確な目標をもって取り組んでいました。
競技選手を退いてから基本・移動・型など基本的な事が出来ない自分に気づき、空手の基礎や知識を学びたいと考えたときに幸運にも素晴らしい先生とご縁があり、私の空手は厚みを増したように思います。

たくさんの事を学ぶ中でやはり自分はフルコンタクト空手が好きだという思いがあり、東京城南川崎支部に籍を置かせて頂くことが出来ました。
支部には世界で活躍するような強い選手が多数いて、レベルの高い稽古から一般稽古では個性を大切にして良いところを伸ばしてくれます。
そのような環境で自分のペースで稽古していく日々でしたが、昇段審査受審の許可を頂きました。嬉しい反面、苦手な稽古にも取り組まなければいけなかったので少し憂鬱でした。

昨年の秋、1回目の審査を受審しましたが技術不足と甘い気持ちを見抜かれたのか不合格となり、自分に何が足りないか考え2回目の受審に向けて稽古を繰り返しました。
出来たつもりで稽古の様子を動画撮影すると下手くそな自分がいる。
出来ない自分を認めて正面から向き合う事が何よりも辛かったです。

そんな中、しばらくすると少しずつ上達している事に気づき、自分にも出来るのかと選手時代とは違う感覚で心が湧きました。
2回目となった審査会は指導いただきました入来師範や先生、先輩方のおかげでしっかりと集中して臨み最後までやり抜くことが出来ました。

稽古で入来師範が「昇級・昇段審査は難しいことはやっていない。稽古でやっていることをするだけ。」とおっしゃります。
審査会を無事に終えてみればおっしゃる通りで今までの自分を振り返り、何が足りないか、持っているものは何かを確認して地層のように積み重ねていく日常の稽古そのものでした。

今回の昇段審査にあたり学んだことを忘れることはないと思います。そして人生に彩りを与えてくれた空手に出会えた事はとても幸運でした。

「もっと上手にもっと強く」これからも目標に向かって邁進してまいります。
ありがとうございました。

※東京城南川崎支部情報はこちらよりご確認下さい。


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