この度は昇段審査を受審させていただき、また四段の昇段をお許しいただきありがとうございました。
前回の審査から4年が経ちますが、とてもたくさんの出来事がありました。
一番はやはり世界中がコロナウイルスの脅威にさらされ様々な制限の中で生活することになったことです。
しかしながらそのような中で、前川師範のお許しをいただき徳島北東あわじ支部の分支部をオープンさせていただきました。
空手を全く知らない子どもたちに、空手の楽しさ・厳しさを伝える機会をいただき感謝しています。
どうしたらうまく伝えられるか、どんな稽古をしようか、私たちは何を大切にしたいのかを健介と話してばかりの日々を過ごしていました。
道場オープンから3年経った今はたくさんの支えとご理解をいただき、大会へチャレンジする子が増え、少しずつ良い結果を残すこともできるようになってきました。
頑張っている子どもたちを見て「自分たちが大会に出場する姿を見せることができたらよかったのにな」と思うことが増えていました。
そんなとき、型の世界大会が開催されること、私も挑戦できることを知りました。
一から体を作り直し大会に専念し、日本代表選手に選んでいただきましたが、結果は3位。
悔しさはありましたが、子どもたちが世界大会の映像やTVを見てくれたり、大きな盾を見て「自分も頑張りたい」「世界大会に出てみたい」と言っていたと保護者の皆さんから聞いてとても嬉しく思いました。
このような機会をくださり、型の世界大会を開催してくださり本当にありがとうございました。
そして今回の昇段審査。世界大会直後ということもあり、型の稽古と10人組手の稽古を並行するのは大変でした。
怪我には細心の注意を払っていましたが、大会1ヶ月前には足の指を捻挫してしまい組手はほぼできないまま審査を迎えました。
当日の10人組手では1人目から後ろまわし蹴りをもらってしまったり、やはり実践不足を痛感しましたが、緑代表をはじめたくさんの方からお褒めの言葉をいただきました。
自分自身でも思っていたより動くことができて驚きました。
きっと型の大会に向けて基本・移動・型をたくさんしていたからだと思います。
あらためて、型と組手は繋がっているのだと体感しました。
私は高校生の時に新極真会に移籍し、ここで初めて型を知りました。
最初は言われるがままにやっていた基本稽古や型ですが、教えていただくなかで、そして自分が教えるなかでたくさんの気づきや組手との繋がりを見つけることができ、今の自分があると思います。
今回の審査を通して、新極真会だからこそ組手も型もできる空手家でありたいとより一層強く思いました。
基本も移動も型も、全力で頑張れる道場生を育てていきたいです。