第7回世界ウエイト制大会直前特集2022年9月24-25日◎ポーランド・キエルツェ
The 7th World Karate Championship in Weight Categories 24th, 25th September 2022
リトアニア支部/189㎝、100㎏
全ヨーロッパ大会
2018・2021・2022重量級優勝
EFKO体重無差別大会2021優勝
第12回全世界大会6位
――世界ウエイト制大会が近づいてきました。
「私にとってとても大切な大会になります。大きな責任を感じており、稽古の計画をしっかり立てることで最善を尽くし、ケガを防ぐことが最大の課題と考えています」
――コロナ禍が続いています。ここ数年の母国の様子と、ご自身の稽古状況に変化はありましたか。
「まったく予想外の出来事でした。当初はネガティブな影響が大きかったのですが、コロナ禍においてもひとりでできる稽古法を見つけ出し、それを継続してきました」
――大会に向けて、どの部分を重点的に強化しましたか。
「1週間に8回から10回ほど稽古をしています。多くの時間を割いて空手の稽古と肉体、その両面を鍛えることに専念しました」
――前回の第6回大会では島本雄二支部長に肉薄。そこから一気に頭角を現わしました。急成長の要因はどこにあるとお考えですか。
「勝敗に関わらず、すべての大会がアスリートとしての成長に役立っていますし、すべての試合において学ぶところがあります。前回大会の後は優勝するという目標を達成するため、時間をかけて一生懸命稽古をしてきました」
――ご自身の最大の武器は何だと思いますか。
「心理的な準備とコーチ陣が用意してくれる戦略です。万能性こそが試合においての最大の武器です」
――リトアニア勢の快進撃が目立ちますが、稽古体系などその要因となっているものを教えてください。
「リトアニアの連盟が団結しています。ロマス・ヴィトカウスカス国代表をはじめ、ナショナルチームのコーチたちが最高の環境を提供してくれます。システム全体が最高のレベルにあるので、選手たちが自ずといい結果を出し続けているのです」
――今回はヨーロッパ王者として臨む大会となります。
「近隣国のポーランド開催とあって、よりよい影響を及ぼしてくれたらと思います。リトアニアから多くのサポーターが来てくれると思いますので、いいパフォーマンスにつながるモチベーションにもなります」
――自身のブロックで最大の難関はどの試合になるでしょうか。
「すべての試合が重要です。世界最強の選手たちが出場しますから、簡単な試合はひとつもありません。日本代表はとても強く、いい準備もできていると思います。日本代表との対戦は、どの選手が相手でも難しいものになるでしょう」
――打倒・日本人選手をはたす上で、必要になるものは何でしょうか。
「日本人選手以上に勝利にこだわること。最後の最後まで全力を尽くすことです。大会では最高のパフォーマンスを発揮し、最高の試合をお見せしたいと思います」