第7回世界ウエイト制大会直前特集2022年9月24-25日◎ポーランド・キエルツェ
The 7th World Karate Championship in Weight Categories 24th, 25th September 2022
リトアニア支部/189㎝、110㎏
ヨーロッパカップ2021重量級優勝
全ヨーロッパ大会2019・2022重量級準優勝
EFKO体重無差別大会2021準優勝
――一年延期となっていた世界ウエイト制大会が、目前に迫ってきました。
「私たちにとって大変な一年でしたが、世界ウエイト制大会がついに開催されるとあって、とても楽しみにしています」
――重量級にも世界各国から強豪選手が集結しました。
「すべての対戦相手が注意するべき相手です。大切なのは自分のブロックに入った全選手、トーナメント参加の全選手に対して準備を怠らないことです」
――その中でマークする選手というと誰になるでしょうか。
「すべての選手がタフで強いです。世界大会ですから、それは当然でしょう」
――今年4月の全ヨーロッパ大会は、重量級の決勝戦に駒を進めながら負傷により棄権となりました。
「コロナ禍での大会参加でしたが、ケガをするまでは順調でした。しかし、準決勝で対戦したジョージアのラシャ・カマラウリ選手との試合で右の拳を痛めてしまったのです。チームドクターと相談し、負傷のため決勝戦を棄権する決断をしました。ただ今大会を闘う上で何ら問題ありません」
――ジマンタス選手が初めて世界大会に出場したのは2019年の世界大会です。イリヤ・ヤコブレフ選手に四回戦で敗れたとはいえ、強烈な下突きでインパクトを残しました。
「世界大会では多くの経験を得たと思っています。敗れはしましたが、前に進み続けるモチベーションを高めてくれた大会でした。他の大会でもその大会ならではの別の経験を得るものですが、世界大会ではこれまでのキャリアの中で最も多くのものを得たと思っています。一生懸命努力すれば頂点に近づけると認識させてくれた大会でもありました」
――2020年にはKokoro Cup13でマシエ・マズール選手から技有りを奪い勝利しました。新時代の到来を感じさせましたが、ご自身では現状をどうとらえていますか。
「それぞれの試合、大会でさまざまな経験を得て、そこで出る結果によって成長具合も変わってきます。マズール選手との試合も大きな経験になり、多くのものを得ることができたと思います」
――今大会も、さらなる成長を遂げるきっかけになりそうですね。
「私にとってとても重要な大会です。世界最強のひとりとして認めてもらっていると感じますし、最大限の努力をしなければならないと稽古をする上での意識を高めてくれる大会です」
――重量級を制するため必要となるものは何でしょうか。
「よりいっそうの努力をし、他の誰よりも強くなることだと思います。その努力をした者だけが、その先でゴールに到達するのだと思います」
――あらためて意気込みをお願いします。
「他の選手も同じだと思いますが、私の目標はとてもシンプルです。すべての選手がこの大会を目標に稽古を重ね、同じゴールを目指してポーランドに集結します。その中で私は優勝することしか考えていません」