第7回世界ウエイト制大会直前特集2022年9月24-25日◎ポーランド・キエルツェ
The 7th World Karate Championship in Weight Categories 24th, 25th September 2022
ポーランド支部
186㎝、95㎏
第12回全世界大会準優勝
全ヨーロッパ大会2019重量級優勝
――今回は自国・ポーランドでの開催となります。
「自国での試合はいつでも特別です。全ヨーロッパ大会やKokoro Cup でも同じ感情を何度も抱いてきました。実行委員会は素晴らしい大会を準備してくれると思います」
――ポーランドは隣国・ウクライナの難民も受け入れています。世界平和についての思いもお聞かせください。
「ロシアのウクライナ侵攻が始まり、400万人以上の難民がポーランドにやってきました。同時に、ポーランドで暮らしていた多くのウクライナ人が祖国を守るために帰国しました。我々は彼らの勇気ある決断を尊重することが大事です。世界平和はとても重要であり、平和維持のために我々は努力しなければなりません」
――世界ウエイト制大会を控え、現在はどのような心境ですか。
「4年に一度ということで、最高のものを見せようという選手たちのモチベーションが高まっています。この大会が興味深いのはそのためであり、エキサイティングな試合もたくさんあります。試合はとてもハードですが、すべての要素が私のモチベーションにつながっています」
――しばらく大会からは遠ざかっていましたが、その要因は何だったのでしょうか。
「2019年の無差別の世界大会の前に、この大会で最後にしようと決めていました。その後に行なわれた2020年のKokoroCup でパウリウス・ジマンタス選手と対戦することになったのですが、そこで選手としては一区切りしようと決断しました。今回はその試合以来となります。その間は普通の生活をしていました。稽古は続けていましたが、それは大会に出場するためのものではありませんでした。当時は競技に参加する必要性を感じていなかったのです」
――そこから一転、今大会への出場を決意した理由をお聞かせください。
「競技から遠ざかることで、第12回世界大会に関して別の視点を見つけることができました。また、ポーランドの連盟が稽古をサポートしてくれる仲間を探すのを手伝ってくれました。それに加えて世界ウエイト制大会が自国で開催されます。これらすべての要素が、また試合の中で自分自身を試したいと思わせてくれたのです」
――復帰戦が世界ウエイト制大会になりますが、コンディションは問題ありませんか。
「よい稽古ができていますし、とてもいい状態にあると思います。もちろん高いレベルの試合から遠ざかっているので影響はあるでしょう。しかし今大会に向けて、とてもポジティブな気持ちでいます」
――トーナメント表を見ての感想は、いかがでしょうか。
「強敵がいっぱいという印象です。私のブロックでは、岡田侑己選手とエドガー・セシンスキー選手が最も手ごわいかもしれません」
――世界大会に向けて、今大会での活躍を期待しています。
「試合を楽しみにしています。私も全力を尽くしますし、すべての参加選手の幸運を願っています」